魚を好きになる!子どもに人気の魚料理
2021年05月10日
はじめに
魚の油に含まれるDHAやIPAはオメガ-3系脂肪酸と呼ばれており、
血液中の中性脂肪を減らすはたらきがあります。
「魚を食べると頭がよくなる」と言われるように
DHAは脳の神経細胞を活性化させる働きがあるので
育ち盛りの子どもに必要な栄養素です。
また、魚に多く含まれるビタミンDは骨の成長を促進する働きがあり、
成長期に欠かせないものです。
家族の健康のためにも魚料理を取り入れたいものですが
お子さんにはあまり人気がなく悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
魚は肉よりも淡泊な味であり、臭いが苦手といったこともあります。
また、調理方法は焼く、煮るといったあっさりしたものが多く、加熱するとパサつくことも
人気がない原因と考えられます。
このことから、子ども向けに魚を料理するときは
・しっかりとしたやや濃いめの味付けにすること
・調理に油を使うこと
この2つの方法で食べやすく、子どもが喜ぶ料理になります。
子どもが食べやすい魚料理は?
凝ったことをしなくても、定番の料理をアレンジするだけでできる
魚料理のレシピをご紹介します。
(レシピは全て2人分の分量です)
・ボリュームがでる揚げ物
子どもに人気の揚げ物にすると
魚の物足りなさが軽減されて喜ばれます。
このとき、切り身を丸ごと揚げるのではなく
骨を取って3~4等分ほどに小さく切って揚げると
食べやすくなります。
タイ、タラなどの白身魚は
フライにするのが定番ですが
天ぷらにしてケチャップやチリソースをかけると
同じ揚げ物でも雰囲気が変わりますよ。
アジ、サバ、ブリなど青背の魚は
臭いが気になることがあるので
にんにくとしょうが、醤油、酒でしっかりと下味をつけて
から揚げにすると食べやすいです。
【白身魚の洋風天ぷら】
材料
・白身魚 2切れ
・塩、コショウ 少々
・天ぷら粉 大さじ2
・水 大さじ2
・揚げ油 適量
・ケチャップ、チリソース 適量
作り方
- 白身魚は骨を取り除いて3~4等分に切り、水気を拭いて塩こしょうをふる。
- 魚に天ぷら粉と水を混ぜた衣をつけ、170度の油できつね色になるまで揚げる。
- 好みでケチャップやチリソースをかける。
【青魚のから揚げ】
材料
・青魚 2切れ
・塩、コショウ 少々
・醤油 大さじ1
・酒 大さじ1
・おろしにんにく 小さじ1/2
・おろししょうが 小さじ1/2
・片栗粉 適量
・揚げ油 適量
作り方
- 青魚は骨を取り除いて3~4等分に切り、水気を拭いて塩こしょうをふる。
ボウルに魚とにんにく、しょうが、調味料を入れて軽く揉む。
- 魚に片栗粉をまぶして、170度の油できつね色になるまで揚げる。
・揚げ物より簡単なパン粉焼き
青魚で特におすすめしたいものが
パン粉焼きです。
揚げ物よりも手間がかかりませんし、
パン粉の食感で焼き魚よりも喜ばれます。
【青魚のパン粉焼き】
材料
・青魚(手開きのイワシ、3枚おろしのサバなど) 2切れ
・塩、コショウ 少々
・パン粉 大さじ3
・おろしにんにく 小さじ1/2
・シーズニングソルト 小さじ1/4
・オリーブオイル 大さじ2
・レモン 1/6個(くし形に切る)
作り方
- 青魚は水気を拭いて塩こしょうをふる。
- ボウルにパン粉、おろしにんにく、シーズニングソルト、オリーブオイルを入れて
よく混ぜる。
- 耐熱皿に魚と②のパン粉をのせ、アルミホイルを被せて1000Wのオーブントースターで焼く。アルミホイルをはずして1~2分焼き、パン粉に焦げ目をつける。
- 食べる直前にレモンを絞る。
・魚を使ったどんぶり
魚を使ったどんぶりものもできます。
塩焼きにすることが多いサンマも
3枚におろしてかばやき丼にすると目新しくなりますよ。
【サンマのかば焼き丼】
材料
・サンマ(3枚におろしたもの) 2尾
・小麦粉 適量
・サラダ油 大さじ1
・砂糖 大さじ1
・醤油 大さじ1
・酒 大さじ1
・ご飯 適量
・作り方
- サンマの両面に小麦粉をまぶして、サラダ油を敷いたフライパンで両面を焼く。
- 両面がきつね色になったらペーパーで油をふき取り、調味料を混ぜたたれをかける。
- タレにとろみがつくまで煮詰めてご飯にのせる。
・魚が苦手な場合におすすめのサンドイッチ
人気のサバ缶を使ってサンドイッチもできます。
魚が苦手でもツナは食べられる、といったお子さんの場合は
サバ缶を取り入れることをおすすめします。
【サバ缶サンドイッチ】
材料
・サバ水煮缶 1缶
・塩、コショウ 少々
・マヨネーズ 大さじ1
・レタス 2枚
・8枚切り食パン 4枚
作り方
- サバ水煮缶の汁気をしっかり切ってほぐしながら塩、こしょう・マヨネーズを混ぜる。
- 食パンに①とレタスをはさみ、食べやすい大きさに切る。
・サバ缶でできるドライカレー
サバ水煮缶でドライカレーもできます。
サバ缶に火が通っているので手早くできるのもメリットです。
【サバ缶ドライカレー】
材料
・サバ水煮缶 1缶
・玉ねぎ 1/2個
・にんじん 1/4本
・サラダ油 小さじ2
・塩、コショウ 少々
・カレー粉 大さじ1
・ケチャップ 小さじ2
・ウスターソース 小さじ2
・ご飯 適量
作り方
- 玉ねぎ、にんじんはそれぞれみじん切りにする。
- 鍋にサラダ油を熱して玉ねぎ、にんじんを炒める。
- サバ缶をほぐしながら汁ごと加える。
- 調味料を加えて10分ほど中火で煮込む。
おわりに
今回ご紹介した料理のように
普段の料理を肉からアレンジしてみることで
子どもに喜ばれる魚料理のレパートリーが増えます。
魚料理は肉よりも手間がかかりますが、
缶詰を使うとぐっと手軽に使えます。
他にもスーパーによっては魚をおろしてもらえるサービスもありますし、
骨を取り除いたものを使うのも一案です。
簡単な料理でぜひ積極的に魚を取り入れてみてくださいね。
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