ママのストレスケアに。生活に取り入れやすいヨガの呼吸法〜腹式呼吸について〜 くらら先生のママ向けヨガ講座vol.3
2021年01月05日
サロンでは10種類以上のインドの呼吸法を、目的別にお伝えしています。
今日は、数ある呼吸法の中で、簡単に生活に取り入れやすいヨガの呼吸法についてお話します
【ヨガの腹式呼吸】
〈ポイント〉
◼︎吸っている時も吐いているときもお腹を柔らかく
(お腹に手を添えてみると、うまくリラックス出来ているかどうかわかります。)
腹式呼吸のときは、表面の筋肉をリラックスさせましょう。
おへそまわりのお腹と、肋骨に覆われていないみぞおちの近くのお腹の部分といった
腹直筋のエリアがやわらかく呼吸ができていること。
吸う時には、お腹が水風船のように柔らかく前へ膨らむこと。
(→お腹を前に押し出すような無理な力が入ってしまわないよう、吸うときもお腹の力を抜いておきましょう。)
吐く時は、長く吐くことを意識するだけで、自然に柔らかくお腹が凹んでいきます。
(→無理に凹ませようとしないこと。吐ききったら自然にお腹が凹む呼吸を練習しましょう。)
☆もっと詳しくイメージしたい方に☆
・吸う時は、水風船がおりてきて膨らむイメージ。
・吐く時は、水風船がしぼみながら上へ引き上げられていくイメージ。
〈腹式呼吸でのメリット〉
◼︎内臓の健康に
◼︎自律神経の調整
など
長年にわたりストレスの多い生活をしていたり、呼吸に意識を向ける習慣がなかった方にとって、吸う時にお腹を膨らませて吐く時にお腹を凹ませる呼吸は最初は難しいと感じられるかもしれませんが、日頃から呼吸へ意識を向けることで腹式呼吸もできるようになっていきます。
まずは最後まで吐き切ることを意識するだけで、自然と吸う息が始まります。肩の力を抜いて行いましょう。
また、ポーズや様々な練習を続けている方にとっても、お腹をやわらかくしてヨガの腹式呼吸を行うことが最初は難しい方もいます。座り姿勢だと力が入ってしまう人は、仰向けでの練習から始めるとリラックスさせる感覚が分かりやすいでしょう。
呼吸法は無理をせず今の呼吸を少しだけ、長くすることを目指して、ゆっくり吐ききることを大切に練習してみましょう。初心者の方はゆっくりの秒数でなくても大丈夫です。快適な範囲で練習を始めましょう。
今日ご紹介した呼吸法は、リラックスしたい時に、日頃歩いている時や、寝る前、お腹をリラックスさせたポーズの時、日頃リラックスしている時などに心がけてみてくださいね。
身体の健康のために働きかけるいちばんパワフルな浄化は、その人にとって最適なやり方でポーズをとることですが、1日外に出られなかった日や、運動ができない日などは、ぜひ1日の中で深い呼吸での呼吸法を取り入れる時間を持ちましょう。
呼吸法は穏やかに体へ働きかけるものであり、身体を内側から変えていきたい方にはアサナ(ポーズ)を学んでいくことも大切です。
外に出ない日、運動をできない日は、1日のうち何度か呼吸に意識を向ける時間をとり、
練習を続けるうちに、いつも呼吸をコントロールできるようになっていくと良いですね。
また、この呼吸法に慣れてきたら、健康のために様々な呼吸法を練習することをオススメします。
呼吸法はマインドにも働きかけるものです。リラックスして行えるようになってきたら、目を閉じて行いましょう。
ぜひ、毎日の生活に取り入れてみてくださいね。
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