小学低学年の読書感想文におすすめの本3選!コロナの今は塾より読書 (いのちをいただく、ごんぎつね、ずーっとずっとだいすきだよ)

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夏休みの宿題でお母さんが困る宿題の一つである読書感想文ですが、読書感想文で大切なことは、自分の気持ちを人に伝えることにあると考えます。その本を読んでどんな気持ちになったのかを、読んだことのない人に伝えることです。親としてはとても面倒ですが、読書を好きになってくれたり、気持ちを伝えることが上手になるのはとても素敵なことですから、一緒に読んで感想を伝え合いましょう。

 

小学生の低学年の読書感想文におすすめの本のベスト3をご紹介します。読書感想文が書きやすく、子供達に心のあり方を伝えることができて、なお優しい気持ちになれる本を3冊選びました。

 

・読書の仕方は習い事と同じくらい子供達に必要な力

ー読書をすることで得られること

ーー語彙力を増やす

ーー自分の気持ちを言葉にする

 

・読書感想文を書くことをママとのイベントにしよう

ーー緒にやることでママの気持ちも伝えられる

ー全然面倒じゃない読書感想文の手伝い方

ーー短い本にする

ーー高学年なら映画にもなっている本にする

ーー好きなシーンを重点的に書く

ーーそこでどんな風に思ったか、自分に置き換えてみる

 

・おすすめ本1:命をいただく

・おすすめ本2:ごんぎつね

・おすすめ本3:ずーっとずっと大好きだよ

 

・子供達の心を育てる教育の一つである読書感想文

 

・読書の仕方は習い事と同じくらい子供達に必要な力

 

子供達は小学生、または幼稚園や保育園の小さい時から様々な習い事をしていると思います。習い事の中に読書というものはあまりありませんが、読書をすることは子供達の脳をたくさん刺激しますし、語彙力も増えますし、いろんな考え方をすることができたり、自分と向き合うこともできます。習い事と同じくらい子供達に学んでほしい力です。

 

ー読書をすることで得られること

 

読書をすることは、たくさんの世界を知ることにつながります。保育園や幼稚園の時は昔話や絵本などのノンフィクションのものが多く、想像力や空想力が育ちます。お話を順序よく話す力もつくでしょう。小学生以上になってくると、少し長い小説や物語が読めるようになってくるので、記憶力を養う助けにもなりますし、語彙力も増えます。いろんな言い回しを覚えたり、読書が好きな人は話が面白い人になりますよね。話が面白いというのは人を多く引きつけます。一つの魅力になるでしょう。

 

ーー語彙力を増やす

英語

最近の社会人の成功に必要なのは、学力よりも話術や語彙力と言われています。人と話す力、コミュニケーション能力が必要だということです。言葉を知っているかいないかで話の盛り上がり方は大きく違ったりします。子供のうちから読書が好き、という基盤があることでその先にもっと知識が増え語彙力が上がる道が開けていきます。趣味が多いことで引き出しが多いのも素晴らしいことですし、その趣味の中の読書は、知識や語彙力を上げるのにはもってこいなツールです。

 

ーー自分の気持ちを言葉にする

お菓子

読書をたくさんすることで、自分の気持ちを表す言葉をたくさん知ることができます。子供達が生きていく中で、人を傷つける言葉も知ることになりますが、傷付けずに自分の気持ちを伝える術を学ぶこともできます。

 

人間の悩みの70%以上が人間関係と言われています。自分の気持ちをうまく伝えられずに病んでしまうことだってあります。お勉強のために塾にいくことも必要だと思いますが、大人になってからも必要な力は、読書で培うことができる、根本的な言葉を扱う意識だと思います。

 

・読書感想文を書くことをママとのイベントにしよう

 

コロナによって短い夏休みになっている学校が多いので、読書感想文は宿題から省かれているかもしれませんが、親子で気持ちを共有できるいい機会ですから、是非取り組んでみてください。

 

小学生高学年になってくると、自分でしっかり宿題をやり切ることができるようになっているかもしれませんが、小学生低学年では漠然と「やりなさい」と言われてもやり方がわからないので困惑してしまい読書感想文アレルギーが出てしまうことがあります。低学年のうちはママとのイベントのつもりで一緒にやってあげましょう。

 

ーー緒にやることでママの気持ちも伝えられる

読み聞かせ

子供たちはママと同じ本を読んでも、別の感想を持つことがあると思います。小学生のいじめの根本は、「自分と違う思想を排除すること」と言われています。同じことを考えるのが普通ではなく、人それぞれ別々のことを考えることが普通であると感じることができるいい機会です。

 

また、優しい気持ちになれる本を選ぶことで、愛情や優しさを伝えることもできます。子供達と一緒に読書感想文を書くことは、実はママが本のジャンルを先んじて選定することができるので子供達にどんな気持ちを伝えたいか方向性を決められますね。

 

ー全然面倒じゃない読書感想文の手伝い方

 

ママ本人にも読書感想文に関して苦い思い出がある場合、手が出しづらくなるかもしれません。ですが、大人になるとおすすめのグッズやおすすめの映画など、友人に自分の好きなものを勧める機会があるはずです。その要領を子供達にわかりやすいボリュームでやればいいだけなのでとても簡単です。

 

ーー短い本にする

辞書

小学生低学年なら特に、短い本を選ぶのは一つの手です。長いお話だと読むのにも時間がかかりますし、どの部分を特出して書くか迷ってしまったりもするので少し難しくなってしまいます。ハリーポッターなどは高学年になってからの方がいいでしょう。読書感想文を書く枚数も低学年では少ないことが多いので、読むのも書くのも早く済む短い本がおすすめです。

 

ーー高学年なら映画にもなっている本にする

映画館

コロナの影響で夏休みが短いこともあり、本を読む時間を確保できないこともあると思います。春のコロナ一斉休校の時に読み溜めた本がたくさんある場合はいいですが、これから読み始める、となった場合は時間がかかり過ぎてしまう恐れがあります。そんな時は2時間弱で内容をサクッと理解することができるので、映画になっている本を選ぶといいでしょう。

 

原作の本と映画の内容が違う場合も多いですが、それも踏まえて読書感想文を書くと内容が広がります。

 

ーー好きなシーンを重点的に書く

映像

 

読書感想文を書こうとした時によくあるあらすじを全部書いて文字数を稼ぐ、という荒技があるのですが、これはあまりおすすめできません。どんな本でも起承転結がありますが、印象に残った部分があると思います。好きだな、と思ったところでも、変だな、と思ったところでも、その一部分だけをピックアップすると書きやすく文字数を稼ぐことができます。

 

ーーそこでどんな風に思ったか、自分に置き換えてみる

勉強

自分がこの本の続きを書くとしたら、や、気になった部分を自分が書き換えるとしたら、自分が主人公だったとしたら、などの「たられば」を書くのも面白いと思います。子供達は空想の天才です。いろんな想像をしてくれます。その経験が楽しければ、将来は小説家になってくれるかもしれません。習い事や塾も子供達の未来を広げてくれますが、身近な宿題も実は子供達の未来を広げる一つのきっかけになり得るのです。

 

・おすすめ本1:命をいただく

いのちをいただく

 

食肉用の牛のお話です。食事の前の「いただきます」はなんのためなのか、食卓に食材が並ぶまでに、どんなにたくさんの人の手と心が尽くされてきているのかを学ぶことができます。この本を読んで悲しくなってしまって、もうお肉が食べられなくなってしまうかもしれません。でも、誰かの命が自分の命につながっているのだと気づいたら、もっと自分を大切にしたくもなります。

 

・おすすめ本2:ごんぎつね

ごんぎつね

キツネのゴンと村人の兵十のお話です。ゴンのちょっとしたいたずらが招いてしまったことの償いに、兵十のためにゴンはいろんなことをしますが先のいたずらがたたって兵十はゴンを撃ち殺してしまいます。撃ったあとに兵十はゴンが自分のためにやってきてくれたことに気づきますが、悲しいすれ違いです。どっちが悪いのかという話にもなりますが、ゴンの気持ちがいじらしく憎めないです。兵十はその後ゴンのために何ができるか考えると話が広がります。

 

・おすすめ本3:ずーっとずっと大好きだよ

ずーっとずっと大好きだよ

愛する犬との死別のお話です。犬の寿命は人間よりずっと短いので一緒に育ってきたつもりでも先に旅立ってしまいます。自分の気持ちをいつもいつも伝えておくことができたなら、死という深い悲しみでも、思い出と時間が癒し慰めてくれるのだと教えられる本です。人でも動物でもいずれくる悲しみに怯えてしまう前に、愛を注ぐ大切さを親子で再確認することができます。

 

・子供達の心を育てる教育の一つである読書感想文

花

教育に力を入れて塾や習い事に通わせるのももちろん子供達のためになりますが、お母さんと一緒に本を読んで感動する、という感覚も子供達の心を育てる上でとても大切なことだと思います。無駄なことはありません。是非子供達と一緒に本を読んで感想を共有しましょう。

 


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ミラ窓編集部

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ミラ窓編集部のメンバーである編集者、ライターのママ達が担当させて頂いてます。