子どもにマナーを定着させるには?「注意」よりも「環境づくり」が大切!

親子

 

将来子どもに恥をかかせたくないという思いから、子どもに厳しくマナーや礼儀を教えているママも多いかと思います。

ですが、「何度も注意しているのに直らない、子どもにマナーが定着しない…」と悩まれている方も多いのではないでしょうか?

4歳の娘を持つ私も、マナーに関して気を付けて子育てをしていますが、「昨日言ったのにできてない!」なんてことは日常茶飯事…。日夜、育児本などを通じて得た情報から、試行錯誤する毎日です。

そんな私の経験の中から、子どもにマナーを定着させるのに効果的だった方法をご紹介します。

 

 

 

挨拶の手本は親!出来たら褒めるが鉄則!

挨拶のマナー

 

大人であっても、誰に対しても「目を合わせて大きな声で挨拶ができる人」は、実は少ないのではないでしょうか。

子どもにとって一番のお手本は、“親”

園の送迎時でも、誰に対しても気持ち良く挨拶してくれるママのお子さんは、挨拶をきちんとできる子が多いと感じています。まずはママやパパの挨拶から気を付けることが大切かもしれません。

 

また、挨拶は当たり前のことですが「出来たら褒める」がやはり大切です。

我が家のパパは、外食時、飲食店を出る際に「ごちそうさまでした!美味しかったです!」というのが流儀なんだそう…(笑)

そんな様子を見ている娘も、いつの間にかマネをして「ごちそうさまでした~!」と店主にお礼を言えるように。有難いことに、スタッフの方や店主の方が褒めてくださるのですよね。娘も褒められることが嬉しいので、外食時の挨拶は定着するようになりました。

やはり日常の挨拶であっても、うまくできたら褒めてあげることは大切です。

小学生くらいのお子さんでも効果的なので、時には挨拶を褒めてあげてみてください♪

 

 

食事のマナーを教える前に食事環境を整える!

食べ物のマナー

食事の所作やマナーが美しい人を見ると「きっとお育ちがいいのだろう」だと想像してしまうことも多いですよね。

ですが、必死に食事のマナーを教えても、注意するだけでは全く定着しないもの。食事のマナーを定着させるには「注意」の前に「食事環境を整える」方が実は大切なのです。ここで、我が家が実践している食事のルールをご紹介します。

 

 

食事の前にトイレは済ませておく

「食事中に席を立たせない」ということがポイント。席を立ってしまうポイントを作らないように、トイレは済ませてから食事を始めるのが我が家の鉄則です。

また、ママも同様に席を立つのはNG。ドレッシングやお茶、ふりかけなど途中で取りに行くことがないよう食卓にセットしてから夕飯をスタートします。

ママは子どものお手本。夕飯時は忙しいですが、自らの行動で子どもにマナーを教えましょう。

 

また、全体的にお皿に並べるごはんの量を減らすというのも一つの方法です。小さな子供の集中力はせいぜい15~20分ほど。それくらいで完食できる量に調整して出せば、飽きることなく食べ進めることができ、ごはんは残さないという習慣も身に付くはずです。

 

 

高さに合った椅子を用意!

意外と大切なのが子どもの身長に合った椅子を用意すること。

以前、娘が食事の際に肘をつくクセが目立つ時期がありました。何度言っても直らず頭を抱えていましたが、園では肘をつくクセは見られないということが判明!そこで気づいたのが、「成長に合わせてダイニングの椅子が合わなくなっている」ということでした。

高い椅子で食べると猫背の姿勢になったり、肘で体を支えてしまうことも…。

椅子の高さを調節すると、肘をつくクセがすぐに改善されました。食事は、食べやすい椅子で食べることがマナー定着の近道かもしれません。

 

 

 

外出時のマナーは事前に伝える!

外出時のマナー

自宅以外の場所こそ、子どもの行動は気になりますよね。また人前で怒ることも極力避けたいもの。

外出時にやってほしくないことは事前に伝えておくことで、子どもの行動も変わってきます。それでは、我が家流のマナーの伝え方と伝える内容を場面別にご紹介します。

 

スーパー編

我が家にとって、スーパーで子どもにやってほしくないことは、「走り回らないこと」と、「商品にさわらないこと」。この2点をスーパーでのお約束にしています。

また、スーパーに着く車の中などで、もう一度約束の内容を本人の口から言わせて意識づけを行うのです。

お約束が守れれば最後に褒美を与えるのもアリ。最初に伝えておけば、子どもも行動に気を付けるので、ママもストレスなく買い物ができるはずです。

 

 

公共交通機関編

乗り物好きな子どもは、電車やバスに乗ればテンションも上がってはしゃぎたくなりますよね。ですが、バスや電車だからこそマナーを遵守できる子に育てたいもの。

我が家が公共交通機関に乗る際は、「靴のまま座席に上がらないこと」と「おしゃべりは静かな声で」ということを事前に伝えます。

また一緒に「なぜNGなのか?」を子どもに確認することもポイント。

公共交通機関では、お年寄りや体の不自由な人もいて、大きな声を出すと迷惑がかかるということや、椅子を汚すと次に座る人に不快な思いをさせるということを話します。

ただダメと伝えるだけでは、電車の楽しさには勝てないんですよね。「他の人に迷惑がかかる」という観点で伝えておくと、子どもは案外理解してくれるものです。

 

 

お友達の家編

お友達の家などにお邪魔する際の、我が家流お約束をご紹介します。

「勝手にものを触らないこと」と「帰宅時間は〇時で、片付けは〇時ね」を伝えておきます。自分の家とは違い勝手に触ったりできないことや触る際には許可がいることはマナーとして事前に伝えておきたいですよね。

また、帰宅のタイミングを知らせておくことは、特に時計の読めない幼児には必須。

楽しくおままごとをしているのに、突然ママから「帰るから片付けて!」と言われても、言うことを聞くはずがありません。

「時計の長い針が12のところに来たら帰るから、その前にお片づけしよう」などと伝えておきます。最初にお約束があるので、時間になったら駄々をこねることなくスムーズにお片づけに移行してくれやすくなるのです。

 

このように外出時に「最初にマナーを伝える」ことは、子どもが駄々をこねるシーン未然に防ぐことができ、ママも怒る必要もなく◎。外出時の子どもの対応に困っている方はぜひお試しください♪

 

 

まとめ

ここまで子どもにマナーを定着させる方法をご紹介しました。

マナーを定着させるには「注意する」よりも「環境を事前に作る」ことが有効です。

まずは、マナーを守れやすくする状況を作るよう工夫してみてください。

また、子供は大人から褒められることが一番のご褒美。マナーが守れたら必ず褒めることで定着するはずです。子どもを褒めながら成長する我が子を見守りましょう!


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ミラ窓編集部

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ミラ窓編集部のメンバーである編集者、ライターのママ達が担当させて頂いてます。