こどもたちの個性と多様性

絵画講座

下描きする息子

 

先日、ミラ窓が企画・運営をお手伝いしている北九州市立総合農事センター主催のNOUJI学園第2期の4回目の講座を開催しました。

テーマは「NOUJI学園での思い出を描こう」だったのですが、新型コロナウイルスの影響で開講が遅れてしまったので(本来ならこの時期に半分以上の講義が終了している予定でした)、「ぼく・わたしの夢」「ぼく・わたしの好きなモノ(こと)」でもOKということで、子どもたちが思い思いに絵を描きました。

「ぼく・わたしの夢」「ぼく・わたしの好きなモノ(こと)」というのは、つまり、“何でもアリ”なテーマでもあります。ですが、何でもアリって難しいですよね。

「夕飯何がいい?」と家族に聞いて、「何でもいい」と言われたら困るのと一緒(笑)。

この日の子どもたちも、「何でもいいんだね!」とすぐに描きはじめる子、丁寧に下描きしながら考えている子、「何も思いつかない!」と言ってる子。。

いろんな子がいるんだなー、これが子どもたちの個性で、多様性でもあるんだなぁと改めて感じました。

ちなみに、うちの子は、いきなり絵具の筆で描きはじめようとしてて(笑)

「鉛筆で下描きしなよー」と私。

「え?めんどくさいなぁ」と言いながらささっと下描きする息子。

画用紙のど真ん中にまぐろの絵を描いたあと、画用紙の端っこに鉛筆で落書きしはじめる息子。

「え?この落書きなに??」と私。

「もう、、何描いてもいいって言ったでしょ!お母さんうるさい!あっち行って」と息子。

「ごめん、ごめん」と私(笑)。。

こういう時に、私たち保護者はついつい、口を出してしまいますよね。

「これは落書きではなく、ぼくの中にはストーリーがあるんだから」と息子が言ったとき、それが本当にストーリーにもとづいて描かれていたとしても、そうではなく、たまたまそのときそう思いついて言ったのだとしても、息子のことを感心しました。

そうだよね。

私たち大人の常識から見て落書きだと思うものも、子どもたちの常識から見ると違うということを息子に気づかされました。

子どもたち

変化が激しく不確実なこれからの時代は、常識やルールに囚われるのではなく、自分なりの世界観を構築していくこと、コト・モノに「意味」を与えていく発想が大切になってきます。

大人から見て理解不能だったとしても、大人の感覚の方が時代遅れかもしれませんし、未来を担う子どもたちにはぜひ、大人の常識やルールに縛られない発想力を磨いていって欲しいなと思います。

NOUJI学園

プレゼン

この日、全員が絵を描き上げることができ、満足そうな顔で帰っていたのがとても印象的でした。

子どもたちが描いた絵は、ミラ窓HPでもコラムを書いてくれているコドモノミライエの天野さんに額装していただく予定です。また、額装した絵を子どもたちに渡す日に、子どもたちには描いた絵についてのプレゼンもしてもらう予定です。

どんな世界観とストーリーが待っているのか。

今からとっても楽しみです。

子どもの絵を世界にひとつだけのアート作品に「コドモノミライエ」についてはコチラ
https://kodomonomiraie.com/

アート作品


タグ: , , , , イベント
一覧に戻る
ミラ窓編集部

ミラ窓編集部

ミラ窓編集部のメンバーである編集者、ライターのママ達が担当させて頂いてます。