子どもの糖質制限は危険?頭の良さに直結する!オススメの本は?
2021年02月25日
子どもの集中力が続かない。
宿題をさせてもすぐ飽きてしまう。
成績が伸びない・・・。
そうお悩みの親御さんは、ぜひお子さんの糖質を制限してみましょう。
巷で話題の糖質制限。これには、頭が良くなり、健康にもなる効果があるのです!
実際に、糖質制限を行なった子供たちは、集中力が増して、成績が上がったといいます。
糖質は生きていくために必要な栄養素であるから、摂らないと元気がなくなる。
脳の栄養になるのは糖質だけだから、糖質を制限すると脳の機能が低下する。
そうお考えの方もいらっしゃるでしょう。
しかし、最新の研究では、それらは否定されています。
この記事を読めば、糖質制限とは何か。
何を食べてよくて、何を無くすべきなのか。
オススメのレシピ本はどれかがわかります。
さあ、今日から糖質制限を始めましょう!
- 糖質制限とは何か?
では、糖質制限とは一体何でしょうか。
一言で言うと、主食を抜いて、おかずばかりを食べることです。
抜く必要がある主食とは、米・麺やパンなどの麦製品・芋類などの、糖質が主成分のもののことです。
- 糖質制限の効果
糖質制限をすれば、以下のような効果が期待できます。
・集中力がつく
・食後に眠くなりにくい
・自律神経が整いやすくなる
・糖尿病やうつ病などの危険性が下がる
・老化が緩やかになる
・痩せる
子どもだけでなく、大人にとっても糖質制限は良いことがわかりますね。
なぜこんなにもすごい効果があるのでしょうか。
それは、糖質を制限すると、血糖値が安定するからです。
糖質を摂ると、食後、急激に血糖値が上がります。
血糖値が上がると、膵臓からインスリンというホルモンが分泌され、血糖値を下げるよう働きます。
血糖値は、およそ食後1時間をピークに上昇し、2〜3時間後には空腹時の血糖値まで緩やかに下がり、その後は一定に保たれます。
怖いことに、インスリンが出すぎていると、本来必要な時に出すべきホルモンが分泌されなくなったり、ホルモンの作用が弱まったりします。
これによって血糖値が不安定になり、自律神経が乱れたり、精神的に不安定な状態になったりします。
また、急激な高血糖は、糖尿病において、心筋梗塞や脳梗塞などの合併症を起こす危険因子として確立されています。
また、1日における、食前・食後・空腹時などでの血糖値の変動幅が大きければ大きいほど、動脈硬化のリスクが高まることがわかってきています。
つまり、血糖値が上がることは、百害あって一利なしということです。
糖質を制限すると、こういった害を受けなくなりますね。
よって良い効果が得られるというわけです。
- 糖質を食べないと、エネルギー源はどうなる?
でも、ご飯を食べないと元気が出ないんじゃ・・・。
と心配の方もいらっしゃると思います。
大丈夫です。
人間は、糖質以外にも、脳が使える物質があります。
それは、ケトン体です。
聞き慣れない言葉だと思うので、説明していきますね。
これまでは、ヒトは、糖質や炭水化物を分解して、ブドウ糖を取り出し、それをエネルギーとして脳を動かしていると考えられてきました。
しかし、脳が使えるエネルギーは、ブドウ糖だけではなかったのです。
そのもう一つのエネルギーが、ケトン体です。
ケトン体は、肝臓が、脂肪を分解して作られます。
このケトン体、実はお母さんのお腹の中にいる胎児の血中に高濃度含まれているのです。
つまり、胎児はブドウ糖ではなく、ケトン体で生きているということです。
また、生まれてからも、人間は、寝ている間にケトン体エンジンを使っていることがわかっています。
糖質制限とは、従来の糖質メインのエンジンではなく、ケトン体エンジンで生きていきましょうという考え方なのです。
ケトン体生活をすることで、血糖値の急激な上がり下がりがなくなり、安定してきます。
その結果、食後に眠たくなることがなくなり、集中力も増して、子どもの成績が上がりやすくなるというわけです♪
- 控えたほうがいいもの
では、糖質制限をするにあたって、具体的に何を無くせば良いのでしょうか。
糖質が多く含まれている食品を紹介します。
・白米
・うどん
・中華麺
・もち
・パン
・とうもろこし
・いも
・にんじん
・かぼちゃ
・りんご
・バナナ
・砂糖
・チョコレート
・ショートケーキ
・お汁
主食である白米・麺類・麦製品はもちろん、にんじんやかぼちゃなどの根菜も糖質量が多いので、注意が必要です。
また、りんご・バナナも果物の中では糖質量が多い食品です。
砂糖が使われているお菓子やケーキも、控えてください。
このような食品を摂ると、食後の高血糖に繋がり、食後に眠たくなったりして、子どもは勉強に集中できなくなります。
- 食べていいもの
糖質制限中は、資質・タンパク質を積極的に摂取しましょう。
肉、魚、豆腐、納豆、チーズ、貝などの、脂質やタンパク質が主な成分の食品を食べてください。
また、根菜以外の野菜、海藻、きのこ類も積極的に摂りましょう。
根菜は上記の通り、糖質が多いのでNGです。
間食はチーズやナッツなどにして、菓子類は控えてください。
食べて良い食品は以下の通りです。
・肉類
・魚介類
・貝
・卵
・アーモンド
・アボカド
・乳製品
・きのこ
・野菜
糖質を控え、こういった食事に切り替えると、子どもの集中力や、成績はもちろん、親の自律神経や、精神面にも変化が出てきます。
頭の良い子に育つだけでなく、親まで健康になれちゃいます♪
- 最後に
糖質制限を始め、ケトン体生活をするにあたって、ネットの情報だと正しいのか、安全なのか不安なこともありますよね。
そこで、オススメの本を紹介します。
ぴあ社の「スーパードクターズ!いま、糖質制限がすごい!」です。
この本では、糖質制限の詳しい説明だけでなく、今日から使える糖質制限レシピまで紹介されています。
これを読んで、今日から糖質制限を始めてみましょう!
タグ: 健康, 子育て, 食事, 子どもの教育