出産後すぐにくる幼児教育問題!英語教育は赤ちゃんから?
2020年11月01日
10月10日の妊娠期を通ってやっとの思いで出産を終えたと思ったら、実は産んでからの方が自身のホルモンのバランスや体調、体力、気分の問題が多くてしんどい!という現実を目の当たりにしているママさんたちに、今度は幼児教育の必要性という頭を悩ませる問題が降りかかりますよね。妊娠期から胎教などの幼児教育は始まっている、という人もいます。赤ちゃんのこと、自分の体のことにも不安が多い中、何を信じたらいいのだろうと悩んでしまうことと思います。
いろんな説はあれど何を信じるかは様々ですし、最終的に子供達にどんな大人になってほしいか、という親の願いが幼児教育の根幹であると思います。幼児教育のあり方を考えながら、取り入れやすい幼児教育をご紹介していきます。
・幼児教育は生きる力を育むこと
ー学力へとつながる
ー人間性、人格形成
ー健康的体力
ー他社との関わり方
・英語が先か日本語が先か
ー見る、聞く、触る
ー考え方を形成する
・幼児教育として幼稚園保育園にお任せすぎるのはNGなのか
・幼児教育は気負わない子育てで十分
・幼児教育は生きる力を育むこと
教育と聞くと英語やプログラミングを幼稚園の時から勉強させること、などと考えがちですが、幼児教育とは、生きる力を育むことなので、もっと生活に溶け込んだことのことを言います。その延長線上にあるのが英語やプログラミングなどの英才教育です。
ペリー就学前プロジェクトによる研究で就学前の教育が大人になった時に影響していくという研究が海外でされていますが、就学前の幼児教育に力を入れていた方が40年後の経済状況や持ち家状況が良くなっている、という結果が出ています。このことから、幼児教育に勉強をすることはいいことで、子供達のためになると考えられます。
ですが、確かに英語などの英才教育以上に、心を育て生きる力を育むということが、もっと人生に大きく関与していて大切なのではないかと思います。
ー幼児期に人間性や人格が形成される
ここが一番大切なところで、人生への影響が著しいところだと思います。幼児の時の記憶自体私たち大人もないことが多いと思いますが、幼児の時に基本である生活習慣などの基礎的なことをいろんなことから学んでいきます。子育てをしていると本当に驚きますが、昨日と今日では子供たちはやれることが大きく前進しますよね。そうやって常に成長し続けている子供達なので、この幼児期の一日一日がとても大切なことが分かりますが、この人格を形成するには親や家族の影響が一番大きく、幼児期に感じた家庭内での愛情であったりしつけであったりが、これからの子供達に響いていくのだと思います。
ー学力へとつながる
この時期の子供達のやってみたい!やなぜ?を止めないことも幼児教育になると思います。幼児期の成長率は本当に高いですから、子供達にはいつだって全てが新しく興味深いものです。いろんなことが知りたくて教えたくてたまりません。何かを知りたいと思う探究心はもちろん、インプットもアウトプットも学力向上の一つの方法です。
親としては触らないでほしいものも経験してみないと子供達にはわからないので危険度レベルを考え、目を離さない状態でなんでも経験させてみることや、よくわからない話でも目を合わせてきちんと聞いてあげるだけでも十分その後の学力アップを望むことができると思います。
ー健康的な体と体力を備えていく
2歳頃の子供達は体力が無限なのかと思うほど元気ですよね。コロナの現状、その年代の子供達を育てているママさんたちは今日はどうやって体力を消耗させようかと考えるくらいではないでしょうか。でもこの体力がしっかりあることで、今日も子供達が元気な体でいてくれます。幼児期にたくさん遊ぶことでこの土台を作ることができるのだと思います。
ー他者との関わり方も学ぶ
日本では幼児教育として幼稚園や保育園にいくことで、集団行動をすることを学びます。保育士さんたちの努力は子育て中のワーキングママには本当にありがたく、足を向けて眠れませんよね。親や家族以外の大人である保育士さんたちや同世代の子供たちとの関わり方を学んでいきます。
・幼児期に学ぶのは英語が先か日本語が先か
赤ちゃんが立ったり歩いたりする時、一番多く情報を得られる親を真似て動きます。顔立ちもさることながら立ち振る舞いが親子そっくりな家族はたくさんいますよね。言語も同様で、家庭内で使われている言語が子供達の元になっていきます。なので、幼児期から子供達に英語を学ばせたい場合は是非、ママも一緒に英語を話せるように勉強しましょう。
ー見る、聞く、触ることが幼児の教育
0歳児の赤ちゃんの時は口に入れることで周りを認識していた赤ちゃんが、見たり聞いたり触ったりすることでもっと広くいろんなことを認識できるようになっていきます。綺麗な言葉を話して欲しければ家族が使う言葉を綺麗にした方がいいですし、英語を話せるようになって欲しければ家族みんなが英語を話した方がいいでしょう。優しい子にしたければ、家族がお互いに優しくしている環境がいいでしょうし、親としてやれる幼児教育は環境を作ることだと思います。
ー考え方を形成する
また、大人になってから自分に考え方の癖があると気づいた方はいないでしょうか。自分ばかり損をしている気がする、と思いがちだったり、なんでもまあいっか、と気にしないタイプの人もいるでしょう。それはもちろん性格もありますが、幼児期に考え方が癖づいているということも考えられます。これも親の言葉がけによって誘導されやすいことです。躾と思って厳しくしすぎたり、親が感情的になりすぎたりすることも、子供達の考え方の形成に関わりますし、そもそも親の私たちの考え方で子供達を育てているのでそれがベースとなって当然です。親である私たちの心がけや環境作りで子供たちは如何様にも育っていくということです。
・幼児教育として幼稚園や保育園にお任せすぎるのはNGなのか
海外では、子供達の幼児教育にとても熱心な国が多くあり、日本は保育園や幼稚園に任せすぎている、と言われています。確かに日本も保育士さんたちはとても優秀で、成長に伴い教育カリキュラムを作っていたり、発表会や子供達の自主性や集中力を養うようないろんなアクティビティを小さな園でも用意してくれていたりします。保育園や幼稚園は働くママたちのための預け先、のような扱いにもなっていますが、しっかりと幼児教育の役割を担ってくれています。
幼児教育からの英才教育が盛んなインドの子供たちは99×99が暗算でできる、など幼児以降の学力の向上にもつながっていますが、逆にコミュニケーション能力であったり、人格形成に重きを置いていて、就学前に勉強をさせない国もあります。
どの国の幼児教育も子供達の自主性をとても大切にしています。子供達が楽しんでいることを伸ばすことが大切なので、幼児教育をしっかりしたいと思った時は、保育園に預けているからやらないのではなく、家庭では愛情深く見守り心を育てることや、興味があることを見つけたり伸ばしたりすることを意識するといいのだと思います。
・幼児教育は気負わない子育てで十分
子供達は見たものや聞いたもの、親や近しい人たちの姿や経験をなぞりつつ、その上で+αをしていきながらどんどん新しいものにしていきます。子供たちにとって大切なことは、親から愛されている感覚や見ていてくれる安心感です。幼児教育の延長上に英才教育があるので、まずはあまり気負わずに子供達に愛情を伝えるだけでも十分なので、子供達とママ自身が健やかに暮らすことをメインに考えましょう。
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