今年ももうすぐクリスマス、皆さんはクリスマスをお子さんとどう過ごしますか?
2019年12月20日
街中はどのお店もクリスマスデコレーションに溢れ、クリスマスセールやケーキの宣伝、目をつぶってもクリスマスソングどこからともなく聞こえてきます。最近のクリスマスは誰もが避けて通れない大イベントですね。
しかし、働くお母さんにとってはクリスマスが少し負担に思えてしまうことものではないでしょうか。年末の仕事納めに向けて多忙な仕事、迫ってくるクリスマスとお正月。そしてお休みを前にして無邪気な子供の子育て。毎日仕事と家事に追われ、楽しいクリスマス気分になれないお母さんも中にはいるのではないでしょうか。
そんな時間に追われながらも子どもたちのために奮闘するお母さんたちのために、クリスマスを利用して子どもの教育を考えながら自分も楽しめるクリスマスの過ごし方を紹介したいと思います。
そもそもクリスマスってなんかしないといけないの?大半がキリスト教徒ではない日本人からするとクリスマスよりお正月のほうが一大イベントで、なかなかクリスマスの有意義な過ごし方が分からない方も多いですよね。しかし、そんなに悩む必要はありません。なぜなら親が特別なにかを企画しなくても、子供たちは学校やお友達から影響を受けて自然とクリスマスを楽しんで学んでいるものだからです。
特に小学生のこどもといったらクリスマスが楽しみで仕方ありません!もうこの季節は子供たちの話題は「サンタさんに何お願いした?」「僕は○○!」「サンクロースって本当にいるの?」なんて話題が飛び交っています。
私が以前働いていた学童保育の小学校では12月になると教室に大きなツリーを壁に張り付けて、子どもたちと一緒に折り紙やお絵描きなどでツリー飾り作っていました。学童の季節のイベントでは、まつぼっくりからツリーつくる工作イベントなども開催し、おうちで飾れる手作りのクリスマスツリーを子どもたちは大喜びでおうちに持って帰っていました。
子どもたちは親が教えなくても周りの友達や学校の先生、子どもを取り巻く様々な環境からクリスマスについて学び、とにかくプレゼントがもらえるということに一番ワクワクしてクリスマスを迎えます。またクリスマスの翌日は必ずと言ってよいほど、プレゼントがなんだったか友達と自慢しあいます。だから忙しいいお母さんたちは何かお家で特別なことができなくても、子どもたちの体験したクリスマスエピソードを聞いて一緒にそれを楽しんであげてください。なにもしない派のお母さんもプレゼントはちゃんと用意してあげてくださいね。
たいしたことはできないけど少しはクリスマス期間を楽しみたい方はアドベントカレンダーを用意しましょう。アドベントカレンダーとはクリスマスまでの期間に日数を数えるために使用するカレンダーです。最近はカレンダーの中にお菓子やおもちゃが入っているアドベントカレンダーがあり、カルディやIKEA、輸入食品のお店、本屋さんなどで300円から5000円くらいの金額で手に入ります。このカレンダーは意外と有効活用できるアイテムでキリスト教の信仰がない方にも、クリスマスの必須アイテムとしておすすめしたいです。
12月1日から24日まで小さなお菓子やおもちゃを楽しみあけるアドベントカレンダーは、家族みんなで簡単にクリスマス気分をたのしめるだけでなく、実は子どもの教育にも役立てられます。例えば、小さい子どもには数を数える練習にもなりますし、小学生くらいのこどもには1日の目標を達成したらえられるご褒美的な活用もできます。カレンダーは子どもの年齢に合わせて毎年内容も変えられますし、おうちにあるだけでインテリアにもなり、クリスマス気分が満喫できるので、まだ試したこどがない方は是非一度試してみてください。
クリスマスといったらやっぱりサンタクロースですよね。私が子供の時代はまだサンタに手紙が書けるなんて知りませんでした。小学生高学年くらいのお子さんをお持ちのかたは、ぜひお子さんにサンタクロース当ての手紙を書かせてみてください。子どもに手紙を書かせるといっても、サンタクロースは残念ながら日本語が読めないので英語で書かなければなりません。これは実は子どもが英語に興味を持つきっかけにもなり、またサンタから運よくお返事をもらえた場合は、子どもに大きな感動と喜びを与えてくれます。
ホームページなどで「サンタクロース中央郵便局」で検索するとフィンランドのサンタクロースの住所や宛先などが簡単に調べられますので、ぜひ一度チャレンジしてみてください。
クリスマスをもっと子どもと楽しみたい方にはクッキングがおすすめです。ケーキやクッキーをやいたりするのが一般的ですが、時間がない方はスープなど時間をかけず簡単につくれるものでも十分楽しめるでしょう。子どもにとっては親と料理を体験することでレシピを学び、貴重な体験となることでしょう。お母さんが料理をつくっている間にテーブルに飾るデコレーションを子どもに作ってもらうのも、一緒にクリスマスを楽しめる一歩です
最近「世界の10個のクリスマスの伝統」についての記事を読んだのですが、そこには日本とはまた違うクリスマスの過ごし方が書いてありました。
例えば、アイスランドではクリスマスイブに家族でお互いに本をプレゼントしあい一緒に読書の時間を楽しむ伝統があるのだとか。読書は心静かにやすまる時間ですし、子どもにも
新しい本はたくさんの学びを与えてくれます。一方フィンランドではクリスマスのイブに家族でサウナに入り、クリスマスのラジオを聴きながら家族みんなでリラックス。そしてサウナの後は親せきの家に遊びにいったりして家族のつながりや先祖の話を子どもに伝えるのだそうです。クリスマスイブに限らず、時間のある夜に子どもにアイスランドのクリスマスの話をしながら静かに読書の時間を設けたり、家族の歴史の話をしてみるのは、自然と家族の絆を深めるのではないでしょうか。
また、意外としられていないのですが、キリスト教の暦ではクリスマスは12月25日に始まり、1月6日に終わります。1月6日は公現祭といってキリストの誕生を聞きつけた隣国の3人の王様(三賢王)が無事にキリストの居場所を見つけ誕生のお祝いした日とされております。スペインではサンタからのプレゼントだけでなく、1月6日の公現祭を祝ってケーキを食べたり、子どもたちにプレゼントを渡したりする風習もあるそうです。
いまからクリスマスの準備というかたは、ぜひキリスト教のクリスマスの情報を有効活用して素敵な年末をお過ごしください。
タグ: クリスマス, 子どもの教育