乳幼児の洋服について!選び方やポイントを紹介
2021年01月15日
子どもはあっという間に成長し、洋服のサイズが変化します。時期に合った目安のサイズや選び方など、新米ママさんは戸惑うのではないでしょうか?そこで今回は、乳児期の発育・発達面を考慮した洋服の種類や目安のサイズ、選び方、注意点をお話しします。洋服を購入する際に、参考にして頂けたらと思います。
■乳児の発育・発達と洋服について
赤ちゃんが産まれてから1歳までの発育と発達状況を踏まえ、洋服の種類や選び方などについて、お話します。
▲発育・発達状況
出生から1歳までの1年間は、最も身体が成長する時期です。
赤ちゃんの身長・体重の変化は、以下の表に示しました。
身長 | 体重 | |
出生時 | 50㎝ | 3000g |
3カ月 | 60㎝ | 6000g |
1歳 | 75㎝ | 9000g |
※一般的な指標なので、あくまでも参考にしてください。
赤ちゃんの身長は、1歳で出生時の1,5倍成長します。体重は、生後3ヶ月で出生時の2倍となり、1歳で出生時の3倍となります。
発達過程として「寝返り、お座り、はいはい、つかまり立ち、歩く」というようになります。1歳頃には、個人差がありますが「つかまり立ち」が出来るようになることが多いです。身体面の発達とともに行動範囲も広がるので、適切な洋服選びが必要です。
▲月齢別の目安サイズ
赤ちゃんの発育面から、洋服の目安サイズを以下の表にしました。洋服を購入時に参考にして頂きたいです。
洋服のサイズ | |
出生時 | 60㎝ |
3カ月 | 70㎝ |
1歳 | 80㎝ |
出生時に着用していた洋服は、3カ月頃にサイズアウトします。生後3カ月と季節の変わり目などが、洋服の買い替え時期の目安です。
▲月齢に合わせた洋服の選び方や注意点
身体的な成長から、生後3か月を目安に着用する洋服が変わります。「出生から3カ月頃」と「3カ月以降について」分けて洋服の種類や選び方などをお話します。
(出生~3カ月頃)
出生後は、体温調節が出来ないので、衣類や掛物で保温をします。衣類の着せ方は順番に、短肌着+コンビ肌着+ツーウエイオールが一般的です。夏場は、短肌着+ツーウエイオール、もしくは短肌着+コンビ肌着を着せます。
赤ちゃんは、3カ月頃になると首が座ります。自分では動けない時期なので、オムツ交換や着替えをするのに、着脱しやすい衣類です。
赤ちゃんの衣類について説明します。
・短肌着
赤ちゃんのお腹下あたりまでの短い肌着です。前をひもやスナップボタンで合わせ、寝たままの赤ちゃんの着脱がしやすいです。動きが活発になる3カ月以降は、卒業となります。
・コンビ肌着
長肌着の股が分かれたタイプの肌着です。裾の内側にはスナップボタンがあり、ズボン型になっています。ハイハイが出来るようになると、ボタンを留めるが大変なので卒業となります。
・ツーウエイオール
股下スナップボタンの留め方をかえることで「スカート型」「ズボン型」2通りの着方ができるウェアです。スカート型は、おむつ替えが頻繁な新生児に適しています。ズボン型は、足の動きが活発になる頃にお勧めです。
・長肌着
短肌着より裾が長く、足の指先まで覆うことができます。寒い時期にコンビ肌着の変わりに着せることもあります。動きが活発になると、卒業となります。長肌着は、1枚程度用意しておくと良いでしょう。
(注意点)
・赤ちゃんの肌は、傷つきやすいです。肌触りがよく肌に優しい、綿100%の素材をおすすめします。
・ツーウエイオールは、襟がないものを着用しましょう。襟の部分が首にあたり、肌荒れの原因となります。
・短肌着は、生後3か月以降は卒業となります。動きも活発になるのと、体温調節が出来るようになるからです。
・生後3カ月までの衣類は、短肌着、コンビ肌着、ツーウエイオールなど、4~5枚程度用意しましょう。すぐにサイズアウトするので、買いすぎには注意です。
(3カ月以降について)
首が座るようになると寝返りが始まり、赤ちゃんの動きも活発で行動範囲も拡大します。衣類は、動きやすくてオムツ交換がしやすいものとなります。肌着はロンパースに変わり、その他の肌着類は卒業です。ロンパースの上にツーウエイオールを着ます。そして、ハイハイが出来るようになると、ロンパースを着用し上下分かれたTシャツとズボンのような衣類も可能です。
ロンパースについて説明します。
・ロンパース
股をスナップ留めしており、お腹が出ない肌着です。オムツ交換がしやすいです。お座りが出来るようになると、ロンパースを着せやすくなります。トイレトレーニングが始まる2歳頃まで、肌着として着用しています。
(注意点)
・冬用のツーウエイオールは、足の指先まで覆うタイプのものもあります。引っ張られる感じがあり、赤ちゃんにとっては動きづらいので、お勧めしません。
・1歳頃までは、あっという間に洋服のサイズアウトしてしまいます。4から5組程度、用意しましょう。
■幼児の発育・発達と洋服について
1歳から6歳までの洋服の目安サイズや、発育・発達面も含めた洋服の選び方についてお話します。
▲年齢別の目安サイズ
一般的な幼児の年齢別の洋服サイズを下記の表に示しました。乳児期と比較すると、成長による洋服の買い替えの期間が長くなります。
年齢 | 目安のサイズ |
1~2歳ごろ | 80cm~90cm |
2~3歳ごろ | 90cm~95cm |
3~4歳ごろ | 95cm~100cm |
4~5歳ごろ | 100cm~110cm |
5~6歳ごろ | 110cm~120cm |
▲幼児の特徴と洋服の選び方や注意点
幼児期の発育・発達に合わせた洋服の選び方や注意点についてお話します。
・ズボンはメーカーによって、丈の長さが異なります。試着をしてから購入することをお勧めします。
・カーディガンやワンピース、ジャンバー、コート類は、ワンサイズ大きめのものを購入すると、2年間ほど着用可能です。Tシャツ類はワンサイズ大きめのものでも着用可能ですが、首回りが開いてしまうこともあります。
・海外製品は日本製品と比較すると、首回りが狭く裾の長さが長めです。
・室内で着用するフード付きパーカーは、ドアなどに挟まる危険性があります。保育園や幼稚園によっては、着用禁止のところもあります。
・子どもは体温が高めなため、寒さを感じにくいです。冬でも室内ではロングTシャツを着用し、その上にジャンバー類を着ることもあります。トレーナーをあまり着用しない子どももいます。
・2~3歳頃から、トイレトレーニングが始まります。着脱しやすい洋服を購入することをお勧めします。
・ボタン掛けは3歳頃、ファスナーは4歳頃ができるようになる目安です。
・4歳頃から、自分の好きなキャラクターの洋服を欲しがることもあります。
■まとめ
乳児期の発育・発達面からの洋服の種類や目安のサイズ、選び方や注意点などをお話しました。洋服の年齢とサイズに関しては、個人差があるのであくまでも参考にして頂きたいです。子どもに洋服を選び着せるのは、親子ともに楽しみでもあります。子どもの成長を感じながら、洋服選びをしましょう。
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