がんばらない子育てのすすめ

 

子供の手のひら

今回は「がんばらない子育てのすすめ」というテーマで書きたいと思います。

 

ある施設で“子育て相談”をしていますが、お母さん方の子育てに熱心な姿には頭が下がります。しかし子育てを楽しんでいると思われるお母さんが少ないのはとても残念です。

 

子どもを授かったからには母(ママ)には違いないのですが、子どもとのつき合いはそれからです。子どもの成長と共に母も母親に成長していくのです。二人目でも三人目でも相手が違えばみな初体験です。つまり子育てとは子どもを育てながら・子どもと共に育つ関係なのです。

 

親(父母)になったからには、子どもを養育する義務があります。それが民法に定められた親権です。同時に親には子どもを叱る権利(懲戒権)があるとされますが、それには「子どもの利益のため」という条件がつけられています。

 

子育ては頑張ることはありません、気楽にやれば良いのです。ただ大切なことは子どもを一人の人間と認めることが前提です。子どもは親の所有物ではありません。子どもは人格(人権)を持った存在なのです。


タグ: , 出産・子育て
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廣澤元彦

北九州市立医療センター名誉院長

廣澤元彦

北九州市立子どもの館キッズハウスから情報紙「ほっぷ・すてっぷ・キッズ」でも、子育てママに向けたコラムを執筆している。
http://www.kodomo-how.com/news/