仲原式3ステップメソッドについて お家でバイリンガルの基礎作り講座vol.2
2018年12月30日
3ステップは何語でも活用できます。日本語と英語両方で楽しもう!
ステップ1
インプット:
本や歌(文章・歌詞)の読み聞かせなどを聞くことで例文(内容)と共に、単語、文法、自然な言語の言いまわし(コロケーション)などをを取り込む。
ステップ2
アクティビティー:
本の内容や関連事項を実体験・遊びながら内容理解・内在化させる。
ステップ3
アウトプット:
シャドーイングしたり、音読したり、作文したり、他人に説明する事で学んだ内容を発信する練習。自分でも発話し、繰り返して定着させる。
今回は12月におすすめの絵本でできる「3ステップ」をご紹介。
ぜひ、試してみてくださいね。
クリスマス絵本で3ステップ
ステップ1
クリスマス関連の絵本を読んでみよう。
クリスマス絵本は沢山ありますが、今日お勧めするのは
英語版
作:Robert Sabuda
画:Robert Sabuda
日本語版
作:ロバート・サブダ
画:ロバート・サブダ
訳:きたむら まさお
クリスマスの歌として有名な「The 12 Days of Christmas」をもとにした絵本です。世界の有名な歌や本を知っていることは、将来、国際社会の一員として活躍する次世代には一般教養としても大切です。特に定番、社会常識の一つになっているようなものは隠喩暗喩として使われたりするので、覚えておいて損はないでしょう。
特にクリスマス関連物は、その時期になると、新聞雑誌など記事の中で引用されたりもするので、元ネタが分からないと理解が表面的になり、真意がくみ取れずに困ることもあります。私自身も、通訳翻訳をしていて、背景知識の大切さは日々思い知らされています。
日本語英語を対にして受験勉強的に沢山英単語を覚えるのでは翻訳が難しいのは、一夜漬け的な勉強ではなかなか背景知識が身につかないからです。
文字の背後には何層もの文化的背景が隠されていることが多く、その背景知識は物語の中でその他関連事項とともに吸収されて初めて意味を成すもの。幼少期からこうした本に親しんでおくのも大切だと思います。
そして何より、ポップアップ絵本は楽しい!
ページをめくるたびに驚きがあり、とても美しく、クリスマスプレゼントとしても最適な芸術的な一冊でもあります。
ステップ2
絵本をめくりながら、絵本の元になったThe 12 Days of Christmasを聞いてみよう。
音楽は素晴らしい記憶強化装置でもあります。A4一枚の文字を覚えるのは大変ですが、歌だとあら不思議!リズムに合わせて楽しく、繰り返し歌っているうちに覚えられてしまいます。
さらに、英語のリズム、言葉の区切りなどの音韻教育が歌を歌う事で自然にできます。
歌詞の一部
On the first day of Christmas
my true love sent to me:
A Partridge in a Pear Tree
On the second day of Christmas
my true love sent to me:
Two Turtle Doves
and a Partridge in a Pear Tree
ステップ3
絵本の元になったThe 12 Days of Christmasを歌ってみよう!
絵本を読んでみよう。
全部読めなくても、歌えなくても構いません。楽しむことが最優先です。
わかる単語、言葉の初めだけ・・・鼻歌だけでも、英語のリズムは十分培われています。子どもの年齢によって自分で歌ったり読んだりできない場合でも、親や兄弟が楽しそうに、聞いたり、読んだり歌ったりしている様子を楽しむことで受動的な読書、発表ができます。
何語でもそうですが、子どもは喉も舌も未発達でつたない話し方をします。とてもかわいいし、自然な事なので、訂正せず、たくさんほめてあげましょう。
そのかわいい話し方は幼少期だけの特典!なので、音声付きで動画を撮ることをお勧めしたいです。将来、子どもが思春期になって親離れしはじめ、クリスマスは友達と過ごすから・・・とイブの夜出かけてしまったときには、その動画を観ましょう。懐かしくて泣けてくるはずです♡
質問リクエスト受付中!
皆さんからの英語教育相談や疑問・質問、子どもが大好きな本やおもちゃを取り入れた3ステップを作って!などのリクエストもお待ちしています。
タグ: 英語教育, 語学学習, 子どもの教育