ミラ窓への想い 〜ドレミファミラ窓〜 vol.2
2019年05月02日
はじめまして。
ミラ窓の代表をさせていただいている百々です。
この4月より、北九州市立総合農事センターさまと一緒に、これからの時代に大切な生きるチカラを育む体験学習を約8ヵ月の期間を通し展開する「NOUJI学園」(メイン対象は小学校低~中学年)を展開させていただくことになりました。
「生きるとは?」をテーマにしたカリキュラムには、農業・食育・金融教育・IT・スポーツなどの幅広い講座が盛りだくさん。第1期生は募集と同時にたくさんの問合せがあったようで、とても嬉しく思っています。
私がこうした学校では学べない『生き方のスタンス』を子どもたちに伝えていきたいと思ったのは約5年前。農事センターさまとの出会いでようやくカタチにできました。
昨今、教育のあり方が問われている時代ではありますが、でも一番大切なのは学ぶ側の意識。
「私たちは何のために学ぶのか?」
「私たちは何を成し遂げるために生きるのか?」
なぜなら、私自身がテストや受験というゲームにクリアし続けた結果、社会に出た途端その壁にぶつかったからでもあります。模索しながらも、もっと前からちゃんと自分の人生と夢について考えておけばよかったと後悔もしました。今だからこそ、「人生は何度だってやり直しができる!」と思えるし、そうアドバイスもできますが、そこに至るまでは本当に苦しい時間でもあったのです。
「学力やスキル」では戦えない時代、私たちは時代の変化とともに進化し続ける必要があるし、学び続ける必要がある。
私は自分自身が模索していた時代にそのことを気づかせてもらえたことで、過去を悔やむことなくチャレンジし続けていく精神力、時にはプライドを捨てる勇気などを養うことができたような気もします。当時携わった仕事、出会えた先輩、同僚、すべてに感謝しています。そしてその頃から、目の前に高い壁が立ちはだかろうとも、すべてを「楽しい!」と思えるようにもなりました。『自身のスタンス』が環境や状況を変えてくれるのだとも感じました。
だからこそ、私たち大人が子どもに残してあげるべきものは、学力やスキルよりもまず『スタンス』ではないかと感じるのです。
想定しない困難にぶち当たっても、それを乗り越え、自身と他人を比較することなく自分らしく生きていける「強い心」やオンリーワンのアイデアを生み出す「考えるチカラ」を育んであげること。
そのためには、テストの点数には直結しないけれど大切な「抽象的概念」について、子どもたちとじっくりと時間をかけ考えていくことが大切だと思うのです。すぐに成果につながらないことにも、向き合う余裕を大人が持つ必要があると。
私自身、こんなことを考え行動できるようになれたのも息子のおかげです。
NOUJI学園で学ぶのは子どもたちだけでなく、まさに子どもと向き合う私たち大人なのではないかとも思っています。子どもたちと同じ方向を向いて、同じ目線で未来を一緒に考えていきたいです。
開講式は4月21日(日)。どんな素敵な出会いがあるのか、ワクワクします。
ミラ窓のサイトでも、今後レポートしていきます。お楽しみに!!
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