北九州、福岡の子育てコミュニティWebメディア〜ミラ窓への想い ~ドレミファミラ窓~ vol.1
2018年12月19日
はじめまして。
ミラ窓の代表をさせていただいている百々です。
今でこそ、創業して、コミュニティを立ち上げて…と、人前に出る機会が多くなりましたが、本来の私は自分が前面に出ることは苦手。キャリアを積んだ化粧品会社でも、広告業界でも、自分が黒子になりながら成果を出す仕事にやりがいと居心地のよさを感じてきました。
そんな私の転機は子どもを産んでママになったこと。
独身時代の私は上昇志向も高く、「ママになって子育てに時間を取られることは人生が停滞する…」というくらい、偏った価値観を持っていたのですが、実際にママになってみると、それまでの価値観を大きく覆されたのでした。
親バカなようで少しお恥ずかしいですが、私は息子の「おおらかな性格」「純粋さ」「度胸のあるところ」をとても尊敬しています。親が子に対し尊敬していると言うのもおかしいのかもしれませんが、私は日々、息子に教えられ、成長させてもらっていると感じます。
これまで生きてきた私の性格や価値観を考えさせられることもありました。私の人生にそんな気づきを与えてくれる息子の存在をありがたいと思うと同時に、ママはこんなに偉大な学びと仕事をしているのだと「ママの偉大さ」を再認識。改めて、両親を尊敬し、感謝するきっかけにもなりました。
でも実は、はじめからそう思えていた訳ではありません。
私は結婚と同時に寿退社をし、出産・子育てに専念しました。仕事がハードな夫、親元離れた都会で、慣れない子育てをワンオペで続けた結果、産後ノイローゼ的な状況になったことも。ママ友との交流で気分転換をしても、家に帰るとイライラが爆発してしまうこともありました。
きっとそのころの私は、家事にも育児にも自信がなかったのだと思います。誰も完璧を求めているわけではないのに、苦手なことに四苦八苦し、ちゃんとできていない自分にイライラしていたのだと…
息子が2歳のころに、在宅ワークで仕事をはじめた私は、得意なことをいかせる分野をみつけられたことで、次第に子育ても楽しくできるようになりました。それまでももちろん息子のことはかわいくて大切な存在だったのですが、でもそのときにやっと、心から息子をひとりの独立した存在として意識できるようになり、愛しくてたまらなくなりました。自分の所有物ではなく、自分とは違うひとりの存在として。
24時間息子と一緒の生活から、変わらずとなりに息子がいる生活にも関わらず、在宅ワークという「自分の世界」を持てたことがきっかけで、私は息子とちゃんと向き合えるようになり、息子のよいところにたくさん気づけるようになったのです。
息子は3歳のころから、「まま、おしごとがんばってね」と言ってくれたり、お手紙を書いたりしてくれます。お仕事を頑張っているときの私が一番よい顔をしているのでしょうね。
そんな息子も成長するにつれ、どんどん私の視野を広げてくれ、新たな発見を与えてくれるようにもなりました。企画を生業にする私は、それがヒントになりアイデアが浮かぶことも多いです。
子どもは与える対象ではなくパートナー。
大人と子どもは向き合うのではなく同じ方向を向いて成長できる。
息子のおかげで、そのことに気づかされてからずっと、私は、「大人が子どもに教えるのではなく、大人と子どもがともに学ぶ学校」のような教育事業を展開したいと夢を抱くようになりました。お留守番をする息子ではなく、息子にも「子ども視点」で私のビジネスに参画してもらえたらとも思うようになりました。約3年前、息子が5歳のころに抱いた私の夢です。
きっと私と同じく、子どもの能力に可能性を感じているママも多いのではないでしょうか。
もしかすると、昔の私のように自分自身がいっぱいいっぱいになってしまっているママもいるかもしれません。でも大丈夫。みんな通る道だと安心してもらいたいです。
共感してくれた仲間とともに、2017年秋、北九州のママコミュニティ「ミラ窓」を立ち上げました。前述のように代表を務めるのは私らしくないのですが、「お仕事頑張ってるママの背中」で息子に伝えていけるものがあればと決意し、私は絶対にこの「ミラ窓」を大切に育てていくと誓いました。知人ゼロで北九州に移り住んだ私に賛同してくれた立上げメンバーへの感謝も込めて。
子どもとともに学ぶ時間は、私たち大人がたくさんの感動を得られ、私たち自身が目の前のことを乗り越えようと思える原動力を与えられている気がします。
実際に、ミラ窓に携わってくれるママたちから、「起業したい」「新しいことをはじめたい」というような新たな声も多数生まれていて、「子どもの教育とママの教育(成長)」は両輪なんだと日々実感しています。
これからの時代に必要な「生きるチカラ」は本来子どもには備わっていて、それを潰してしまわないように私たち大人が学ぶべきなのかもしれません。
そのことに、一番近くで気づいているのは私たちママの存在でもあります。私たちはそのことを世の中へ伝えていく使命があるのだとも思えてならないのです。
ありがたいことに、念願の「ミラ窓」ウェブメディアを公開することができました。
ミラ窓はこれからも、同じビジョンを抱くママたちとのネットワークを拡げ、子どもたちとともに、さまざまな活動を展開していきます。
子どもたちがワクワクする夢を持ち、自分らしく生きていける未来を目指して。
私たちひとりひとりは世間からみたら小さな存在です。
でも小さな存在が集結して大きなチカラを発揮できることもあると私は信じています。
ぜひあなたも、私たちの仲間に加わりませんか?
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