体を正しく使うポイントは5つ!コロナ禍でも子供達をスポーツ体型に!

コロナ禍の外出自粛で親子一緒におうちの中に閉じこもってしまう生活が長かったですね。学校に行けないことで教育の面で格差が出てしまう心配もありますが、身体機能に関しても格差が出てしまうことが考えられます。100年時代を子供達が健康的に活発に過ごすことができるかどうかに差が出てしまうかもしれません。

 

スポーツをやっている子供達はもちろん、良く動ける健康的な体でいるためには普段の生活がポイントです。外出自粛で行動範囲が狭められてしまっても、ポイントを抑えていれば、体型や体力が低下することなく、整えていくことでより良く動ける体を手に入れることができます。

 

スポーツの習い事がコロナによってお休みになってしまって練習ができない子供達もたくさんいたことでしょう。いまだウィズコロナの環境で、練習することができないかもしれませんね。この時間を利用して、自分の体を整えることに目を向けてみてみましょう。

 

実際にスポーツをしていない状況でも、体をきちんと作っておくことで後々スポーツを再開した時に、体という土台ができていることでレベルアップすることができます。普段の生活の中で、これから紹介する5つのポイントを意識して生活していると、怪我をしない軸のある強い体になります。ちょっとした意識のポイントなのでやってみて損はありません。

 

・自粛中の子供たちへの懸念

ー姿勢の悪化

ー筋力や体力の低下

ー集中力はアップするかも?

 

・コロナ禍を利用してスポーツに対応しやすい体へ

ー正しく骨を動かし筋肉を使う生活

 

・子供達のスポーツパフォーマンスを向上する、正しく体を使う5つのポイント

ー足の裏は土台

ー膝の向きは怪我の元

ーお腹とお尻は体の要

ー肩甲骨のホームポジション

ー首は長く使おう

ーースポーツをする子供達の未来を奪うのは怪我

 

・自粛中の子供たちへの懸念

 

外出自粛中の子供達も問題点はたくさんありますが、テレビゲームやPCの操作による姿勢の悪化や、動かないことによる体力の低下、筋力の低下などが懸念されます。スポーツをする子供たちには、体力がなくなってきたりするとパフォーマンスに大きく影響が出てしまいます。成長期の貴重な時間を3か月削ってしまったことになると思うと不安にもなりますね。

 

ー姿勢の悪化

 

自宅での自粛でやれることといえば、オンライン学習やテレビゲームなど、座りながら何時間もただ画面を見続けることが多かったと思います。その時間の姿勢が悪いことで、体の流れがどんどん悪くなってしまいます。長時間同じ姿勢でいることで血行も悪くなり関節も固まりやすく、その上で骨に負担のある姿勢でいると骨の歪みや変形にまで及んでしまいます。同じ姿勢を続けないことや骨の正しい位置の姿勢でいることで解決できます。

 

ー筋力や体力の低下

 

筋力や体力は筋肉を使わないでいること、動かないでいることによって衰えていきます。子供達の場合は外遊びや学校などで元気よく走り回るだけで十分な体力作りになっていたりしていたのですが、3か月という長い間、それすらもできなかったことから新学期に登下校ですら疲れてしまっていた子供達がいたのではないでしょうか。

 

だからといって小学生くらいの身長が伸びる成長期の子供達に従来の筋肉トレーニングはおすすめしません。腹筋などは身長が伸びる妨げになる可能性があります。トレーニングをするとしても、本格的にやるのではなく遊びながらのジャンプ力を鍛えたり、ストレッチなどで成長しやすい状態に整えることが効率的であると考えます。

 

ー集中力はアップするかも?

 

外出自粛に関して散々悪いことばかり挙げてきましたが、お家の中で一つのことに集中して何時間もやれる、という集中力はついたかもしれません。習い事や勉強などで時間に追われる子供達も少なくない今の生活の中で、ゆっくりひとつのことに打ち込める時間ができたのはいいことだったでしょう。その集中力を持って体の動かし方を意識することができると、外出自粛によるブランクではなく、逆にスポーツに活かせる体を整える時間として有効活用できることになります。

 

・コロナ禍を利用してスポーツに対応しやすい体へ

 

コロナ禍の外出自粛を有効利用して体を整えることに集中すると、自ずとスポーツのパフォーマンスは上がります。スポーツは技術も大切ですが、いろんなアスリートの皆さんが身体能力を上げるために体幹を鍛えたりしてたり、技術ではない部分をどう上げていくのかが他の追随を許さないトップアスリートたる所以なのではないかと思います。

 

ー正しく骨を動かし筋肉を使う生活

 

自分の体に集中できる時間がある間に、体の使い方を意識してみましょう。それだけでも十分、体を整えることができます。正しい骨の位置や向きを意識するだけで、流れのいい体になり調子も良くなります。コロナ禍の外出自粛の時間を、正しく体を使うことで体を整える生活にするか、悪姿勢などで血行やリンパの流れが滞り疲れが溜まりやすい体を作る生活にするかは、意識の差だけです。

 

・子供達のスポーツパフォーマンスを向上する、正しく体を使う5つのポイント

 

スポーツは文化なので、使う筋肉や動きに偏りがあります。なので、どのスポーツにも当てはまるわけではないですが、正しい体の動きはいろんなスポーツのベースとなるのでたった5つのポイントだけで整って動きやすく怪我をしない体になるので、スポーツをする子供達におすすめしています。

 

ー足の裏は土台

 

ひとつ目は足の裏です。人間は二足歩行なので立った状態では足の裏に全体重が乗ります。足の裏の筋肉がきちんと働いていない状態では歩く度走る度に衝撃が体全体に広がってしまいます。足の裏のアーチをきちんと作ることで衝撃が分散されます。足の親指の先端、小指、かかとの3つのアーチで体を支えます。

 

母子球を浮かせて足の親指の先端をつけることで土踏まずのアーチをしっかり作ることができます。次項の膝とも関係しますが、母子球を地面につけることで膝が内側に入りやすくなるので、親指の先端を地面につける意識を持つと足の裏の筋肉も使いやすくなります。他の4本の指は地面を掴むようにしっかり踏ん張る意識を持ちましょう。

 

ー膝の向きは怪我の元

 

膝は爪先と同じ向きの意識で動かします。女の子にも多く、膝の怪我をしやすいサッカーやバスケなどにも多いですが、上から見た時に膝が足の親指よりも内側に入ると脹脛の骨の歪みや膝の歪みを生んでしまいます。足の指の意識と一緒に膝は親指より外は意識して動かすようにしましょう。

 

ーお腹と骨盤は体の要

 

立った状態の時に足の裏に全体重が乗りますが、上半身をきちんと支えてあげていない状態では、脚への負担がとても大きくなります。骨盤底筋と腹横筋というインナーマッスルで上半身の体重は支えてあげましょう。

 

骨盤底筋というのは骨盤の底にある筋肉群で、引き上げる感覚で使います。そして腹横筋はお腹のインナーマッスルでお腹全体を帯のように守っている横向きの筋肉です。お臍の下、丹田と言われるところに力を集める感覚で使います。体幹部分を支えている骨は背骨だけなので周りの脊柱起立筋も使いますが、お腹と骨盤の筋肉も働かせることで上半身が安定します。上半身の体重はこれらで支えるのです。

 

ー肩甲骨のホームポジション

 

 

PCもテレビゲームも、腕を前に出して操作しますが、意識をしないで続けていると、肩甲骨はどんどん背骨から遠く外側に離れていきます。肩甲骨の可動域が狭くなってしまいますし、背中の筋肉はどんどん伸ばされるので張ってしまいます。肩こりの原因にもなりますし、背中の筋肉も上手に使えなくなってしまいます。肋骨は開かない方がいいので兼ね合いもありますが、肩甲骨は背骨の横に離れずあるのgがホームポジションです。

 

ー首は長く使おう

 

 

肩甲骨や肋骨の歪みとも関係し、鎖骨と首のバランスがおかしい状態では肩こりや頭痛も発生しやすくなってしまいます。子供達でも頭痛もちが多かったりするのは肩や首の骨の使い方がよくないからかもしれません。肩をあげてしまったり、首が前に出てしまったりすることで首が埋もれていくと機能にも見た目にも良くありません。うなじを天に引っ張られるようにまっすぐ背骨を伸ばすイメージで首を長く使いましょう。

 

・スポーツをする子供達の未来を奪うのは怪我

 

 

トップアスリートでもその卵の子供達でも、選手生命を維持するために大切なことは「怪我をしないこと」です。体の使い方が原因で起こしてしまう怪我は避けることができます。痛い思いをすることなく、子供達にスポーツを思う存分楽しんでもらうためにも、体を正しく使うことはスポーツを極めたい子供達には必要だと思います。

 

子供達の体を守り強くする体の使い方は普段の生活から

 

 

ほんのちょっとした意識なので、コロナ禍の外出自粛の自宅の中でも実践できることばかりです。この意識に子供達が自然と慣れてしまえば普段の生活が子供達の体を強くし守ってくれます。

 

子供達はこれから先ずっと体を正しく使うことができるれば、思うようによく動く体になっていき、自分の体をきちんと管理することはスポーツをやる子供達にも、100年時代を生きる子供達にも役に立つことでしょう。


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ミラ窓編集部

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ミラ窓編集部のメンバーである編集者、ライターのママ達が担当させて頂いてます。