幼稚園児も楽しめる子ども新聞!その進め方とは…

子ども新聞

皆さん新聞、最近読みましたか?
私も金融関連勤務の際は日経新聞必読でしたが、それも今や昔、他の新聞すら読まなくなって久しい今日この頃。いやしかし今実は読んでいるんです!

 

子ども新聞を、ですが。

自分のためには全く頑張れないのに、コト子どものこととなると何でもやるんですねぇ母親って。子ども新聞、読解力や時事問題、記述式の問題への対策として有効と言われていますよね。
我が家では娘が幼稚園児時代から導入しています。幼稚園児に新聞?!どんだけ教育ママやねん!って印象を持つかもしれませんが、いえいえ、教育的下心?はともかく、小学生はもちろん幼稚園児でも楽しめるんですよ。
今回はその秘訣をかいてみたいと思います。

 

どうして新聞?TVじゃダメなの??
年端もいかぬ娘に子ども新聞を与えようと思ったきっかけは、娘のTVニュースに対する興味からでした。銭湯に行き、たまたまついていたテレビのニュース番組に、矢継ぎ早に質問を重ねてくる娘。それがね、もう説明しづらいのなんの。北朝鮮の脅威、幼児虐待、麻薬汚染…もうなーんの背景も知らない娘に表面的なことだけを伝えてもただのホラー。恐怖心をあおるだけだなあと思い、それ以来TVのニュースはあまり見せたくないかなあと。
とはいえ興味には答えてあげたい、世の中のことは少しづつ正しく教えてあげたいという思いはあり、悩んだ結果、新聞だったわけです。
新聞の場合、子どもにはこんなメリットがあります。
①ニュースを取捨選択できる
②シャワーを浴びせるようにではなくしっかりじっくり説明できる。
③映像がどぎつくない。
テレビのほうがタイムリーではあるのですが、コト子供に伝えるのにタイムリーである重要性は高くありませんし。ということで、我が家では週1発行の「読売子ども新聞」を購読することにしました。

 

幼稚園児にどう新聞を使う?
幼稚園児は当たり前ですが読めません。内容も分かりません。でもあたらしい世界への興味はあり、挿絵やら写真やらへ反応があるんです。ですから、まずは子どものオヤツ時間にさりげなく隣に座って私が読む!紙面を広げてしたり顔で読む、これに尽きます。
するとね、おかーさん何読んでるのーこれは何ーと、色々聞いてきます。その都度答えてあげる。読んであげる必要なまだないと思います。せいぜい「ええと…(早口読み)だって、つまりね…」と、早口で読む程度で、解説部分が重要。日常会話の延長であることが肝かなあと思います。もちろん漫画やオシャレ記事の部分なんかもしっかり読んで話してあげます。
これを週1回1時間程度するだけで、毎日の会話が少しづつ変わってきます。この前アイヌの記事からマイノリティへ理解の重要性を話し、その後しばらくしてから「アナと雪の女王2」を見たのですが、「王様が山の民を敵だと思ったのは勉強が足りなかったんだよね。相手を知ろうとしないとダメなんだ」などとソレナリのことを言うようになりました。もちろんまだまだ深堀はできていないのですが、興味のとっかかりや問題意識などは養われてくるようです。

 

小学生になったらステップアップ!
そんな我が家の娘も現在小学校1年生。まだまだ私が新聞を広げた際にあれやこれや話をするというスタイルはとっていますが、それに加えて「大意をつかむ」練習を少しづつ取り入れています。

私がざっとパラグラフごとに読み、それをかみ砕いて話した後、いわゆる「5W1H」を言ってもらう。そんな練習です。「いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように」ですね。新聞は基本この骨格に従って文章を作っているので、小学校1年生でも大体できます。勉強っぽくならないように、あくまで口頭。クイズ形式で楽しくできるように…がポイントでしょうか。「さて問題でーす!今年ノーベル賞を取ったのは誰でしょう?なぜもらえたのでしょう?」みたいな感じです。

最近はオヤツを新聞をネタに話しているとあっという間に時間が経ってしまうため、このクイズ大会はその場ではなく入浴時に持ち込まれることもあります。わからないとお風呂から出て勝手に再度新聞を読み(眺め?)直したりするので、自習効果もあるのでは?などとも思います。

 

小学2年生になったら要約にチャレンジ!
そしてその後は、「まとめノート」を作っていこうと考えています。左側に記事を貼り、右側に要約を書いていく、アレです。5W1Hを踏まえ、何が問題なのか、それがなぜ解決できないのかを意見を対比させながら書かせていこうと思っています。
世の中問題だらけで大変なのですが、それは対立する意見があり、どちらにもそれ相応の言い分があるから、それを知り歩み寄る方法を模索しないと解決しないと思うからです。
自分はどう思うか、どうしたらよいと思うかは割とすぐ出てくるのですけど、それがどうして現実にならないのかを知ることが大事かなあと。
取り組み自体はそう難しくないのですが、考える能力はけっこう使うのではないかと思います。

 

ということで、幼稚園児から小学校低学年までの子ども新聞の取り入れ方をまとめてみました。我が家で取っているのは読売子ども新聞ですが、朝日、毎日も出していると思います。是非お試ししてみてくださいませ。


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ミラ窓編集部

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ミラ窓編集部のメンバーである編集者、ライターのママ達が担当させて頂いてます。