三つ子の魂百まで論!幼児の英語教育より急ぐべき教育とは?

赤ちゃん

赤ちゃんがいる生活の中で、先輩ママさんたちに、可愛いのは今のうちだよ、と言われることがあると思います。確かに可愛いけれど、言葉は通じないし、泣いて手がつけられないことも多いし、ずっと抱っこだし、トイレも落ち着いていけなくて、大変なことが多すぎる…と素直に聞けないママさんも多いはずです。幼児のうちは心配事も多く、教育に関しての様々な情報も飛び交っています。どれがいいのか何をしたらいいのか、迷ってしまうことが多くあると思います。

 

子供たちが幼児と呼ばれる時間はとても短く、ですがとても大変なものです。特に共働きがスタンダードなこの時代において、働くことと家のこと、そして赤ちゃんのこととをマルチタスクでこなさなければいけない時期となり、とても忙しなく過ぎていきます。

子供達が小学生、中学生、高校生と大きくなって行った時に、幼児のうちにやっておけばよかった、と思うことをご紹介いたします。

 

・英語教育よりおすすめの幼児教育

ー自分の気持ちを表す力

ー自分を信じる力

・大人になってから困らない言葉の豊富な子供にするには

ー読み聞かせもいいし読書もいい

ーお歌は赤ちゃんにも心地良い

ーお話や物語を共有する

・子供達の心を守る自己肯定感を育てる必要性

ー失敗アレルギー

ーー失敗を恐れない子供にするためには愛されている感覚が必要

ーー失敗は成功の元

・幼児教育は親の機嫌がいいことが大切

ー目を合わせて話す

ー家事はできなくて当たり前、子供が笑っていれば十分

・家族の時間が最高の教育になる

 

・英語教育よりおすすめの幼児教育

 

幼児を対象にした就学前教育はいろんな種類があります。人気なのは英語教育だと思います。小さい時から英語を学ばせることは、母国語かのように英語を習得することができると言う利点があります。グローバルな世界に羽ばたく子供達への手助けとして英語を学ばせたいママもたくさんいることでしょう。0歳から音楽やリトミックで子供達も楽しみながら学べます。

 

ですが、これからはAIによって大半の仕事はとって替わる時代だとされています。なのでこれからの子供達に求められるものは人間力だと思います。日本の受験では、模範的な回答や校則に沿うような人材を取り選ぶやり方が多くありますが、社会に出た途端に自主性や主体性を求められて戸惑うことが多いです。右に倣うような在り方ではなく、自分の意見をしっかりと持っていたり、行動力があったりすることが求められます。求められることもありますし、自主性や思考力があった方が子供達も人生をより楽しむことができると思います。

 

ー自分の気持ちを表す力

自主性や思考力

自主性や思考力というと抽象的でわかりづらいですが、まずは自分の気持ちを言葉などで他人に表現する力を育てることです。赤ちゃんの時には泣くことでしか伝えることができなかったものが、だんだんと言葉を覚えていくことで感情を伝えることができるようになっていきます。感受性が豊かな子供に育っていくには、自分でもその感情がどんなものか言葉にできるといいと思いますし、日本語にしろ英語にしろ、言葉はコミュニケーションツールです。言葉だけでなく、絵や体でする表現でも、いろんなコミュニケーションツールを使うことも素敵な子になることでしょう。

 

ー自分を信じる力

心が病んで

もう一つ、自分を信じる力も大人になってから必要になりますよね。大人の世界は激しいストレス社会で、心が病んでしまうことが多くあります。世界に自分を否定されるように感じてしまうからです。自分はダメだと思い込んでしまいます。子供達の未来がそんな暗いものにならないように、勉強として教育を詰め込むのではなく、親としてやれることはまず、心を守ってあげることやケアをしてあげることだと考えます。

 

・大人になってから困らない言葉の豊富な子供にするには

 

自分の気持ちを表す力に必要なのは語彙力です。子供たちはまず、親や近しい人たちの言葉を聞いて覚えていきます。なので幼児教育の一環としてママがやれることはたくさん子供達とお話をすることです。小さい時は言い間違いがとても可愛いので、子供達とお話するのは、親としてもとても楽しいものですよね。

 

ー読み聞かせもいいし読書もいい

読み聞かせ

読み聞かせがいい、と言われているのはもちろんのことですが、大人の会話を子供たちは聞いています。親がたくさんの言葉を知っていて一緒に話すだけで、子供達の語彙力はグンと上がります。家庭内の会話が多いだけで子供達が使う言葉も必然的に多くなるので、相手が幼児であろうとたくさん話しかけましょう。

 

ーお歌は赤ちゃんにも心地良い

赤ちゃんとママ

英語であっても日本語であっても、お歌は赤ちゃんにはとても心地良いものです。それにママが歌を歌っているような家庭は暗くなりようもありません。最初は音しかわかりませんが、子供達もだんだんと歌詞も覚えていきます。親や近しい人以外の言葉を覚えるチャンスにもなります。

 

ーお話や物語を共有する

物語

読み聞かせもそうですが、ずっと集中して見ていられなくても、子供達と同じものを見てママがどんな風に思ったか子供達と共有しましょう。子供向け番組なんて見たくない、というママは無理をすることはありませんが、子供向け番組や子供向けの映画は分かりやすかったり絵が可愛かったり、メッセージ性があったり、大人であっても面白いものが多いです。ただ見せておくのではなく、一緒に見ることで同じ時間を過ごすことが大切です。

 

・子供達の心を守る自己肯定感を育てる必要性

 

自己肯定感というのは、自分は自分でいいのだ、という気持ちのことです。元々鋼のような心の子もいるでしょうが、どんな自分でも親に無条件に愛されていると感じるだけで子供達の心は強くいられることがあります。それは無意識化にずっと残っていて、大人になっても自分は自分でいいのだと思える根幹になっていきます。

 

ー失敗アレルギーの子供達

 

親は子供を褒めなさい、というマニュアルが存在しますが、なんでも褒めればいいものでもありません。できたことを褒めることによってできないとダメなんだと思ってしまい逆効果になってしまうことがあります。失敗すると褒められない、失敗すればダメなんだと思い、極端に失敗を嫌ったり恐れたりしてしまいます。そうなると、一度の失敗でもう嫌になってしまったり挑戦することを諦めたりしてしまいます。

 

ーー失敗を恐れない子供にするためには愛されている感覚が必要

失敗を恐れない子供できたことを褒めるのではなく、向かう姿勢を褒めたり、諦めない気持ちを褒めてあげることで子供達の気持ちの方向性を導いてあげることができます。また、やらなくてもいい、できてもできなくてもママはあなたが好き、という気持ちを伝えてあげることが大切です。子供達に好きだと伝えられる時間はとても少ないです。大きくなってから急に伝えるにはママにも勇気がいるかもしれません。子供達が小さいうちから恥ずかしがらずに毎日毎日存分に伝えましょう。

 

ーー失敗は成功の元

失敗

ママたちの中でも、子育ての正解を選ばなくてはいけないという強迫観念に囚われることがあると思います。子供達のためを思ってやっていることなのに全く響かなかったりするとイライラしてしまうこともあると思います。でもそれがダメなら他のことも試してみたっていいですし、何度も繰り返すことでうまくいったりもするものです。特に子育てなんていうものは、何度も同じことを繰り返しやったり言ったりするものですよね。

 

子供達にもそれがうまく伝わることができたら、失敗を恐れず立ち向かってくれる強さを子供達は手に入れることができます。失敗はできないことではなくて、挑戦することをやめてしまうことにあります。子供達と一緒に親の私たちも成長させてもらっていることを感じます。

 

・幼児教育は親の機嫌がいいことが大切

 

英語やらプログラミングやらと流行りの幼児教育はたくさんありますが、子供達のためを思うあまり、忙しくなりすぎてキリキリしてしまったりイライラしてしまったりすることがあると思います。それでは本末転倒のような気がしてしまいます。ママが元気でニコニコしているだけで、子供達はハッピーです。ハッピーでいることで、いろんなことをポジティブに吸収しやすくなってくれると思います。

 

ー目を合わせて話す

子育て

かといってママだって人間なので正直いつでもご機嫌でいることは難しいです。子供達は愛しいし子育ては楽しいですが、大変なことでもあります。疲れますしイライラしますししんどいです。楽しいや愛しいと、大変やしんどいのバランスが崩れたら機嫌を保つのも大変です。そんな時は、目を合わせてお話をするだけでも十分です。今は携帯を見ながらやテレビを見ながら話をすることも多いと思いますが、目を合わせて話すだけで気持ちが寄り添います。

 

ー家事はできなくて当たり前、子供が笑っていれば十分

子供達

本当に子育ては嵐のようで、全てのことを完璧に1人でこなそうとするとパンクしてしまいそうになりませんか。幼児のいるおうちは本当に家事にまで注力できないですよね。上手にできない自分や、うまく回せないことにイライラしがちですが、家事まで手が回らないことが悪なのではなく、子供達が元気でニコニコしていることだけをデフォルトにするととても楽になります。赤ちゃんとママと2人ともニコニコできるだけで充分です。小さくて可愛い子供達は今しかいません。思う存分可愛がっちゃいましょう。

 

家族の時間が最高の教育になる

家族

家庭の中でできるほんの小さな家族としての営みが、幼児や子供達の教育の根本になります。先輩ママたちの言う、可愛いのは小さい時だけ、なのは半分正解で半分外れです。「可愛がらせてくれるのは、今のうちだけ」なのです。

家事や食事に気を配るのもとても素晴らしいことですが、大変になってしまったり苦しくなってしまうようなら、家事は全然気にしなくていいのです。幼児の間に目を合わせ、肌を合わせ、手を繋いで抱っこをして、思いっきり可愛がってください。子供達の教育のためにも、幼児の時間を思い切り楽しみましょう。きっとそれは、親のためにもなってくれます。


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ミラ窓編集部

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ミラ窓編集部のメンバーである編集者、ライターのママ達が担当させて頂いてます。