急な発熱で慌てないために② 看護師さんに聞く「子どもの病気対処法」vol.2

 

元薬剤師ママからの解熱剤のお話

小児科を受診するともらうことの多い解熱剤。

粉や坐剤の解熱剤を頓服、頓用で使用するように指示を受けて、あなたは効果的に使えていますか?

今回は元薬剤師でありママであるライター宮﨑よりアドバイスをさせていただきます。

正しい知識を身につけて、子どものお熱に備えましょう。

頓服(とんぷく)、頓用(とんよう)とは

「必要なときに服用する」という意味です。

この場合の解熱剤は、病気を治すものではなく、体温を一時的に数時間下げるためのお薬

です。必ず服用しなければいけないものではありませんし、必要なら使ってよいのです。

服用するタイミング

38.5度を目安に、ぐったりとしてつらそうなときに使用しましょう。

ぐっすり寝ていたり、39度でも元気があれば使わなくてよいですし、38.5度以下でも頭痛があったり眠れないほどつらそうであれば服用させてあげましょう。

解熱剤を服用するメリット

平熱まで下がらなくても、体が楽になり食事をしたりぐっすり眠ることもでき、体力が回

復します。日常を取り戻すことで子供も安心することができます。

★使用間隔

一度服用したら5~6時間以上あけ、一日4回までにします。主治医の指示に従って使いま

しょう。

坐剤の使い方

坐剤の先端にベビーオイルを塗り、滑りをよくしましょう。なければ水で構いません。袋

のまま手で温めても入れやすくなります。

子どもの体勢は、赤ちゃんなら仰向けのオムツ替えの姿勢に、大きくなったら横向きに足を抱えこませるように寝かせます。

坐剤は、しっかり挿入し、しばらくは戻ってこないように抑えましょう。

坐剤を切るとき

カッターや包丁で斜めに切ります。先の尖った方を使用し、残りは捨てましょう。

★坐剤が出てきたら

坐剤の刺激により排便することがあります。

すぐ出てきて形そのままの場合は、もう一度入れてください。

少し融けていたり、形がみえない場合は、吸収されている可能性がありますから、様子を

みましょう。

★坐剤のメリット

肛門から入れる坐剤は不快なものですが、効き目が早く、粉薬が苦手な子どもにも有効で

す。次回、嫌がらないように「早くお熱が下がって楽になるよ!」と声掛けしてあげまし

ょう。

★坐剤の保管

体温で融けるようにできているので、冷蔵庫で保管します。

★お薬が残ったら

そのときの症状、年齢、体重に合わせて処方されていますから、注意が必要です。

★お話しよう

何のためのお薬なのか、子どもときちんとお話しすることは大切です。

子ども用のお薬は甘く服用しやすくできているものもありますが、症状によっては苦いお薬が処方されることもあります。子どもがお薬の大切さや効果を実感すれば、どんなお薬でも嫌がらず服用してくれるようになるでしょう。

子どもがお熱で苦しんでいるのは、見守る大人もつらいものですね。

解熱剤を賢く使用して落ち着いて看病してあげましょう。