乳房マッサージとの出会い 葉っぱ助産院ようこ先生のおっぱいの話vol.1

はじめまして。北九州市小倉北区で産後の乳房マッサージ専門助産院をしている助産師の山田葉子です。

母乳ってすごく奥が深いですよね。

「出産前はお産の事で頭がいっぱいで、母乳のことでこんなに悩むなんて思わなかった」
「おっぱいが出れば母乳で、出なければミルクでいいや、って思ってたけど、生んでみたらそんな単純なことではないことをすごく実感してる」

そうしたママさんたちの話を毎日のように聞き、本当にその通りだなあと、私もおっぱいマッサージをしながら感じています。

そもそも私が助産師になろうと思ったきっかけは、看護学校の時に初めて見たお産です。
出産前は苦しそうな顔をしていた女性が、赤ちゃんが生まれた直後に「母親の顔」に変わったのです。あのとき、とても優しい顔で赤ちゃんを見つめていたお母さんの顔は今でも覚えています。

その後私は、念願の助産師となり病院勤めを始めたのですが、病院勤務をする助産師の仕事は大きく3つに分かれることがわかりました。妊娠中のママのケア、お産の介助、産後の母乳ケアの3つです。中でも、私は母乳のケアが好きでした。

ママさんたちはみんな「赤ちゃんのために」と一生懸命母乳をあげようと頑張っています。けれども、それがスムーズにいく人もいれば、うまくいかない人もいました。そのような中、多くの場合は私たち助産師のケアがきちんとできれば、母乳育児がうまくいくことも感じてもいました。ただ、実は私たち助産師は母乳のことをほとんど学校で習っていません。乳房マッサージにいたっては、一度も学んでいないのです。正直先輩の見よう見まねでした。

ある時、乳腺炎の方が来院され、何も知らずにマッサージなるものを行った私は、かえって悪化させてしまい、「ここでは対処できないから助産院で診てもらってください」と帰してしまったのでした。その時の申し訳ない経験が乳房マッサージを本格的に学ぼうと私が決意したきっかけでもあります。

1年間乳房マッサージのことだけを学びに東京へ行き、その後、専門母乳外来で働き、地元で開業。助産院の名前は、私が助産師として初めて勤務した新人の頃のあだ名でもあった「葉っぱ」をつけることにしました。同じ病院に同じ苗字の山田さんがいたこともあり、私は名前の葉子から「葉っぱちゃん」と呼ばれていたのです。開業という新たなスタートを踏み出すときに、助産師としてスタートした頃の初心を大切にしたいという想いも込めて。

葉っぱ助産院は今年で5年目となりました。今でも毎日格闘していますが、いろんな方に出会えて、「来て良かった」と言ってもらえることはとても嬉しく楽しい毎日です。
これからも、1人でも多くのママさんたちに笑顔になってもらえたらと思っています。