家事・育児タスクを「可視化」をしよう 余裕と笑顔を生み出す「ワーママTIPS」 vol.1

朝、子どもに「早く!」を100回くらい言いながら、慌てて保育園へ。時計とにらめっこしながらバタバタ仕事し、あっという間に夕方。「あと30分でスッキリ終わるのに!」と思いつつ子どもを迎えに行き帰宅するも、一息つく間もなく夕食の準備。お風呂に歯磨き読み聞かせ、ようやく子どもが寝つくと既に22時過ぎ、「今日もダメだった…」と自己嫌悪…。

 

こんにちは。

筆者はフリーで編集やライティングの仕事をしながら、小3から1歳まで、3人の子どもの子育てをしています。

3人目出産のタイミングで、家族で福岡県に移住したのですが、それまでは東京で、上に書いたような典型的な「ワーママ生活」を送っていました。

仕事も育児も家事も、すべてが中途半端だという思いを抱え、一方で息つく暇もないほど忙しい毎日。このままでは、家族みんなが疲弊してしまう…わずかな期間の子育て時代、やりたいこともやれず、忙殺されて終わるのは嫌だと、試行錯誤を繰り返してきました。

そして何とか今、自分たちにとってベストだと思える仕事と環境に身をおくことができています。

 

このコラムでは、私がワーママ生活の中で実践してきた、知恵と工夫を紹介していきます。「こうあらねばならない」「普通はこうすべき」という思い込みを捨て、自分たち家族にとって「ちょうどいい状態」に近づいていくための術をお伝えできればと思います。

 

パートナーとの協働の第一歩、家事・育児タスクの「可視化」

長男を出産し仕事復帰した直後、家事と育児はほぼすべて私の担当でした。いわゆる「ワンオペ」状態です。当然、夫にも「もっと家事・育児を担ってほしい」と訴えましたが、「今自分ができることはやっている、これ以上は無理」と話は平行線。喧嘩もしょっちゅうでした。

そこで私が行ったのが、家事・育児タスクの「可視化」です。下記のように、大小関わらずすべてのタスクとその担当者を洗い出し、一覧化したのです。

 

・保育園の送り…妻

・食料品買い物…妻

・夕食づくり…妻

・登園準備…夫

・連絡帳書き…妻 …etc

 

家事・育児タスクを可視化した結果、その9割を妻である私が担っていることが一目瞭然に。結果を目にするまで、夫は「4割程度は自分が担っている」と思っていたそうで、さすがに驚いたようでした。その場で「保育園の送り」「ゴミ出し」「朝食・夕食後の食器片付け」を担当してくれることが決まったのです。

一方で、私が苦手としているお金まわりのタスクが思った以上に多く、そのほとんどを実は夫が担ってくれていたこともわかりました。

 

ポイントは「細分化」

家事・育児タスクをきちんと「可視化」するために、大事なポイントがあります。それは、各タスクをできるだけ細かく、細分化すること。

例えば「ゴミ出し」であれば、

 

・ゴミ出し…夫

  ↓

・家のゴミをまとめる…妻

・ゴミを収集所に持っていく…夫

 

というように、「ゴミ出し」と大きくくくるのではなく、細かく分けてリストアップしていきます。そうすることで、夫担当のはずの「ゴミ出し」タスクの半分以上を、実は妻が担っていた…と本当の仕事量がわかるのです。

 

「可視化」のメリット

家事・育児タスクを可視化するメリットは、夫婦で家事育児について共通認識を持てること。自分が寝不足と戦いながら洗い物してるのに、夫は今日も飲み会で遅い…想像しただけでストレスが溜まりそうです。でも実は、夫は妻が家でどれだけ大変な目にあってるか、単に気づいてないだけかもしれません。可視化することでお互い現実を認識し、「ではこれからどうするか?」という建設的な話し合いができるのです。

 

また、すべての家事・育児タスクを洗い出すことで、「自動化・外注化できること」と「やめること」の検討ができるのももう一つのメリット。わが家の場合は、ドラム式洗濯機や食器洗い乾燥機の購入に至りました。

 

パートナーが激務すぎる等の理由により、家事・育児タスクを分担する余地がない場合もあると思います。それでもやはり、家事・育児タスクの「可視化」は一度はやるべきだと考えます。例え分担できなかったとしても、一人で家事・育児をこなすことがどれだけ大変なことなのかを夫婦で認識することで、「負担をかけている」「負担をわかってもらえている」と感じることができるからです。激務の職場を離れるなど、働き方や生き方を見直すきっかけにもなるかもしれません。

 

「私がこんなに忙しそうにしてるのに…スマホ見てないで、皿でも洗ってほしいよ」…頭の中で思っていても、残念ながらパートナーには伝わりません。そのことに気づくのに、私は5年以上かかりました。けれども、きちんと事実を元に話をすることで、意外なほどすんなりと、パートナーの行動が変わるのです。ぜひお試しください。


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ミラ窓編集部

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